会計情報に基づく空売りの悩み。その手があったかグラウカス!

不正会計を調査して空売りをしかけるグラウカス・リサーチ・グループ
日本で活動をはじめ、その最初の標的のとなったのが伊藤忠商事
2015年3月期決算で純利益を1,531億円水増し等の指摘がされている。

この話の是非よりも、あーその手があったか!と感心した。

私は投資好きが度を超して、税理士試験の簿記、財務諸表に合格。
それを仕事にしていた時期もあったから、会計には詳しいので、
有価証券報告書からなんかこの会社おかしい…と気づくことがある。

10年前に書いたものだけど、最も単純なものでは、

ことで見つかる「継続性の原則」違反。

「企業会計は、その処理の原則及び手続を毎期継続して適用し、みだりにこれを変更してはならない。」(企業会計原則・一般原則五)

疑わしい会計処理を見つけて個別株投資に生かす方法は2つ。

  • 不誠実な会計処理を行う企業に投資しない
  • 業績予測から乖離しないよう損失を先送りした企業を空売り

正直なところ業績が良くなる企業を探すよりも、
怪しげな会計処理で業績が悪くなる企業を探す方が見つけやすい。

しかし会計情報に基づく空売りの大きな障壁となるのが、
いつそこに注目が集まり、隠していた損失が明るみに出るか?

たとえば相場全体の上昇につられて、空売り中の企業の株価も上昇し、
どんどん損失が膨らみ、我慢できずに買い戻した経験もある。

グラウカスのやり方はこうした悩みを解消するものだ。
世の中である程度、発言権を持った上で弾劾レポートを発表する。
そうすればすぐに不正の追及がはじまり、株価に反映される。

グラウカスのような活動をするリサーチ会社が増えてくれば、
会計に詳しい個人投資家の空売り勝率がupするかもしれないね。