年金制度が金融市場と後進国を蝕んでいる?

最近、株式投資の未来像が自分の中でうまく描けなくなってきた。
以前こんな図とともに「自分さえ儲かれば」の投資はダメだと説いた。

でも社会の仕組み上どうしても「投資家」の要求がとおりやすい。
高齢化社会では年金受給世代の声がデカくなるものだから。

年金制度が保たれるためにはいくつか前提が必要だと思う。

  • 経済の高成長が続くこと(=高金利と持続的な株高)
  • 人口ピラミッドのバランスが崩れないこと
  • 年金支給開始年齢が平均寿命に近いこと

日本ではどの前提も完全に崩壊していてどうにもならないから、
国を挙げて株高を演出し、年金運用の利回りを改善する。
そんな年金受給世代に良い顔するための政策がアベノミクス?

別に日本だけがおかしなことになっている訳ではなくて、
サブプライムローン問題も無理な高利回りを求める投資家がいて、
その背後には先進国の高齢化と年金運用への不安があるともいえる。

また運用利回り改善のために新興国投資がもてはやされた時期があった。
先進国経済が成熟化・高齢化により、成長率が低くなっていくなら、
これから先進国の仲間入りする国に投資すればいいじゃないかと。

BRICsやNEXT11などのキーワードが飛び交ってから10年以上たった。
国の発展の歴史は後進国から先進国へと単一のレールを進むもの
という考え方が根本的に間違っているのでは?
と感じさせられる。
先進国から多額の投資を受けたことで、社会と経済が歪んだだけかも。

とりあえず今週末の参議院選挙では、
年金制度の抜本的な見直しを訴える候補者に投票したいと思ったが…。
どうにも見つからなくて困っている。。。