白・黒・紺の服装がメインだった妻に「葬式みたいでヤダ」とねだったら、
この春からピンク色や水色の服も着てくれるようになった。
最近ふと、、、キレイに見えるんじゃなくて、実際キレイになってないか?
と目の錯覚か、単なる盲目か、でも昔なにかで色について読んだような…
そんなモヤモヤを晴らしてくれたのがずいぶん昔に読んだ
野村順一「色の秘密-最新色彩学入門」。
最新といっても1994年に出版された本なので古いかもしれない。
おって最近出版された色彩学の本を何冊か読んで検証するが、
取り急ぎ女性向けに衝撃的な記述があったので紹介しておこう。
黒を着るとシワが増える
まだ熟していない緑色のトマトに白・赤・黒の布をかぶせておいて、
何もかぶせていない緑色のトマトが熟した頃に布を開いてみると、
- 白い布のトマト…布をかぶせていないトマトと同様に完熟
- 赤い布のトマト…発酵するほどに熟す
- 黒い布のトマト…まったく熟さず、緑色のまましぼんだ
なぜこういう結果になったかというと、
- 白い布地…すべての色波長の大部分を透過
- 赤い布地…赤の波長をよく透過して、刺激が強すぎた
- 黒い布地…すべての色波長を吸収して、トマトに伝導しない
こうした実験結果を受けて著者は、
「明るい色の衣服は皮膚にとって優れた賦活効果をもたらす。暗い色の衣服に比べると明るい色の方がずっと生気を与えてくれる。女性が黒い衣服ばかり着続けると、肌がしなびてくるのが目に見えて明らかになる。黒い布地に包まれたトマトは緑色のままでしなびて、しわしわになっていたテストと同じ結果である。」
若返りの色はピンク
黒がダメなのは分かった。では何色が一番良いのか?
著者は「ピンク色こそ若返りの色」と説く。
「実験では、女性がピンクのブラウスを着て、ピンクのカーテンの部屋で生活するようにしたら、容貌や体が若返り、人柄まで明るく愛らしく、目の覚めるような美人になったと報告されている。」
なるほど私の目の錯覚ではなかったのかもしれない。
髪はないがシワもない私
そういえば私自身にも心当たりがある。
髪はないが肌がキレイでむき卵。よって年齢不詳。
と評されるのだが、スーツをほとんど着ないおかげだろうか?
約10年前に「クールビズ」が叫ばれたのをきっかけに、
ネクタイは外し、暗い色のスーツはだんだん着なくなり、
数年前からは年がら年中、カジュアルとフォーマルの間。
常に一般男性よりも明るい色の格好だから、肌の老化が遅いのかも。
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