天ぷらの起源はササン朝ペルシアに?!/ダン・ジュラフスキー「ペルシア王『天ぷら』がお好き?」

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天ぷらを調べる中で出会った一冊、
ダン・ジュラフスキー「ペルシア王『天ぷら』がお好き?」。
原題は”The Language of Food”(食の言語学)。

日本人の書いた本で天ぷらの起源を調べると、
ほとんどがポルトガル語の語源がいろいろ出てくるだけ。

でもスタンフォード大学の言語学者である著者によると、
6世紀のササン朝ペルシアの時代まで遡ることができるという。
文章にすると面倒なので図にまとめた。

多くの国が自国文化の宝と自慢する料理の数々(ペルー、チリ、エクアドルのセビーチェ、イギリスのフィッシュ・アンド・チップス、日本の天ぷら、スペインのエスカベーチェ、フランスのアスピック)は、豊穣の女神イシュタルを崇拝する古代バビロンの人々によって予示され、ゾロアスター教を信仰するペルシア人によって発明され、イスラム教徒のアラブ人によって完成され、キリスト教徒によって改良され、ペルー人のもチェ料理と融合し、ポルトガル人によってアジアに、ユダヤ教徒によってイギリスにもたらされたのだ。」P69

天ぷらの背景には国家・人種・宗教を超えた壮大な歴史があった!

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