20年前のベストセラー、グラハム・ハンコック「神々の指紋」。

神々の指紋子どもの頃、考古学者になりたかったのを思い出す。
小学生の時には母にアンモナイトの化石をねだった変わり者。
だから1996年のベストセラー「神々の指紋」にも飛びついた。

先頃20年の時を経て、最新作「神々の魔術」が出版されたらしい。
かつての印税収入を元に20年間研究を続けていたのだろうか。
図書館で「神々の指紋」を借りてきて今一度読んでみた。

ハンコックの冒険は一枚の地図との出会いからはじまる。

  • オスマン帝国海軍提督ピリ・レイス作成の地図(1513年)に、なぜか南極大陸、しかも厚い氷の下の地形が描かれている。
  • ピリ・レイスの地図はアレクサンダー大王時代の地図を編集しなおしたもの?
  • 紀元前1万3000年から4,000年の間は氷に覆われていなかった。

この地図から超古代文明の存在を求めてエジプトへ。
ピラミッドは定説(紀元前2500年頃)より古いのでは?
古代の星空から12,000年前に建造されたものと主張する。

  • エジプトのギザのピラミッド群は紀元前1万450年の天体図になっている(三大ピラミッドはオリオン座の3つの星に対応)。
  • 紀元前1万450年の春分の夜明けにスフィンクスは目線の先にはしし座の星々が現れる。
  • ナスカの地上絵の蜘蛛もオリオン座を表したもので、エジプトの神オシリスとアンデスの神ビラコチャに共通点あり。

結論はこんな感じ。

  • 紀元前1万4500年から1万年の間に地殻変動(地軸のズレ?)により、北半球は氷河時代が終わり大洪水に、温暖だった南極大陸が氷の下へ。
  • 南極大陸こそがアトランティス大陸ではないか?
  • この大変動によりそれ以前の文明はかき消されるが、生き残った者が古代エジプトやマヤ、アステカ、インカへ文明を継承した。

その後20年経ったけど古代史が書き換えられた様子はない。
日本では1万6500年前の大平山元I遺跡が発見(1998)されたけど、
同じ青森県内に5000年前の三内丸山遺跡もあったりするから、
ハンコックの言う気候変動で居住環境に影響を受けてないような。

最新作「神々の魔術」は南極大陸の発掘の話かと思ったが、
トルコのギョベクリ・テペ遺跡? なんだかつながらなくて残念。