日本の美意識

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遊び上手だった日本人/ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」

「ホモ・ルーデンス」とは「遊ぶ人」の意味。 ホイジンガは人間の本質や存在意義を「遊び」に見出し、 文化は遊びのなかに生まれ、遊ばれてこその文化だと説く。 そして世界の遊び表現を紹介する中で日本語にも言及。 「注目すべきは、ある『...
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太平記に残る佐々木道誉のバサラ

「太平記」を読んでいて面白い人物と出会った。 佐々木道誉。足利尊氏、義詮を支えた足利幕府の立役者。 1340年、妙法院に泊まる延暦寺の山法師とのいさかいから、 妙法院を焼き払い、都を追放されることになる。 都落ちのさいには300騎の...
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石庭こそが参拝の対象/龍安寺の御朱印

ほとんどの神社仏閣でもらえる御朱印。 もともとは写経を納めた証の受付印だったのだとか。 今では参拝した証にもらえるものになった。 だから社寺名や本尊名が記されるのが一般的だけど、 龍安寺は力強い字で中央に「石庭」! なるほど庭...
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冬の夜空への想い。やがて「わび・さび」へ?

最近は中国から飛んでくるpm2.5の問題もあるけど、 冬は空気が澄んで夜空が綺麗に見える季節。 東京でもすぐにオリオン座が見つけられるほど。 昔の人は冬の夜空をどう見ていたのだろう。「十二月ついたちごろなりしやらむ・・・空を見上げたれば、こ...
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藤原定家後の和歌の行方…意匠の一部に?

久しぶりに直木賞受賞作を読んだ。 受賞作品をすぐに読むのは5年前ぶりのこと。 山本兼一「利休にたずねよ」を本屋で手にとって 最初の章からだんだん時間を過去にさかのぼっていく 章ごとに異なる人物の視点で利休を描く という目次構成が面白...
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光悦の見事な「書」で印刷技術がガラパゴス化?

地元の五島美術館で「光悦」展をやってるので観てきた。 本阿弥家の本業は「刀」の鑑定だったようだが、 本阿弥光悦(1588-1637)は「書」に優れ、出版や陶芸で有名。 私が一番観てみたかったのは「嵯峨本」。 俵屋宗達が描いた色紙に、...
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日本はアジア文明の博物館/岡倉天心「東洋の理想」

東京国立博物館に「洛中洛外図屏風」を観に行ってきた。 人が多すぎて屏風にはどうにも近寄ることができず。。。 想像してたより小さいものなんだな、という程度の感想。 喧騒を逃れ、隣の建物に移るとガラガラ。 でもこっちのほうが断然おもしろかった!...
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古今和歌集・よみ人しらずの恋歌

詩の歴史上、他国にはない日本の和歌の特徴は、 時代の権力者やその栄華を讃えた歌がほとんどない わずか31文字に、ありったけの想いを込める 恋歌の多さが尋常ではなく、僧侶までが恋を歌う があげられ、とりわけ3つ目の「恋愛」崇拝は目を...
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リセットの日本文化

スーパーマリオの1-1でうっかりクリボーにぶつかった。 そんな時、誰もがリセットボタンに手を伸ばしたことだろう。 現実ではそんなのは通用しないから悪影響? いやいや日本は伝統的にリセットを大切にしてきたよ。 伊勢神宮の式年遷宮 除夜の鐘...
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平和憲法は日本史の集大成

日本国憲法はアメリカに押しつけられたもの、との主張があり、 とくに憲法第九条の改正論議が絶えることがない。  日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を...
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月の満ち欠けにめぐり逢いを見る(新古今和歌集)

「恋・桜・月」は日本文化形成に不可欠な3点セットだった。 でも「月」が日本人の心の問題になった時期は遅く、 おそらく平安時代後期のあたりから、というのがこの記事。 日本はいつから「月」に目覚めたのか?(13/07/15) 新古今和歌集(...
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【特別寄稿】 数寄者をめざす 私

今日は当ブログ初の試み。 室町時代の「会所」のような知的集積の「場」づくりを目指して、 読者の方からのコラムをご寄稿いただきました。 私もたびたびとりあげている「数寄」がテーマ。 「数寄者をめざす 私」 私はお茶が好きで、長年...
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夜明け前の茶道(茶禅・闘茶・唐物数寄)

中国史では陸羽(733-804)が「茶経」を描いて喫茶を広めた。 でも日本人がいつから茶を飲んでいたのかはっきりしない。 行基(668-749)が土木事業の過程で茶の木を植えた、 って記述もあるけど(東大寺要録)、飲むための栽培かどう...
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メビウスの輪をとりもどせ!

「メビウスの輪」って知ってる? こんなやつ。 表が裏であり、裏が表でもある。 表・裏を分けているようで、本質的には表裏一体。 はっきり分けずに「入れ替わり・立ち替わり」の感じが日本的。 日本語の成り立ち…文字を手に入れるべく漢字(真名)...
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岡倉天心「茶の本」の美文集・その2

今年は岡倉天心の没後100周年にあたることもあり、 私が書いた「茶の本」の紹介記事のアクセスが急増中。 岡倉天心「茶の本」を「不完全の美」で要約・編集 岡倉天心「茶の本」の美文集 この機会に私も再読し、また紹介していない...
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日本はいつから「月」に目覚めたのか?

私たち日本人は時代を超えて、月に憧れをいだいていた。 でも、それはいつ頃からなのだろう? 古代より闇夜を照らす月光は神秘的な印象を与えただろう。 でも日本の神話における、月神の扱いは冷淡なもの。 ギリシア・ローマ神話では、ルナ、セレネー、デ...
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夢でしか会えない神仏/明恵上人&梁塵秘抄

日本史で「夢」と言えば「夢記」を残した明恵上人が有名。 この人の夢に対する感覚は不思議なものがある。 叔父の上覚が、 見ることは みな常ならぬ うき世かな 夢かと見ゆる ほどのはかなさ はかない夢よりも、なおはかないこの世を嘆いたのに対...
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まほろば・うるはし・うまし/古代人の日本観

暑さゆえに移住の話をすると「どこの国へ?」と聞かれる。 私は日本より良い国はなんかあるわけない!と思ってるけど、 (とくに「食」の面で→ミシュランガイドの星の推移や国際比較) 世間一般にはどんよりした空気がただよっている。 思えば古代人は素...
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古今和歌集・よみ人しらずの四季の歌

古今和歌集に収められている1100首の和歌のうち、 約4割が作者不明の「よみ人しらず」となっている。 作者不明と言われると、名歌ではないような気もするけど、 「よみ人しらず」に込められた正しい意味合いは、 「長い年月、多くの人々...
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兼好法師の月見/徒然草137段など

便利な時代になった。 徒然草に描かれた兼好法師の「月」観を知りたい!と思えば、 どこの段に書かれているかあっという間に収集できる。 兼好の月への愛は21段の 「よろずの事は、月見るにこそ慰むものなれ。」 世俗に疲れを感じた...