日本の神様と昔話

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平安時代の浄土思想ブーム。往生要集と末法思想が火をつけた。

浄土式庭園の代表例とされる平等院と浄瑠璃寺を訪ねる前の予習に、 平安時代の浄土思想について頭の整理をしている。 浄土ブームの火付け役は源信 天台宗出身の恵心僧都源信が「往生要集」を著し(985年)、 「厭離穢土・欣求浄土(おんりえど...
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国引き・国造り・国譲りの出雲神話は日本モデルの原点

出雲国風土記には次のような国引き神話が記されている。 八束水臣津野命(ヤツカミズオミツヌノミコト)という神が、八雲立つ出雲の国を大きくしようと、新羅で余っている土地に網をかけて、「国来、国来」と引き寄せたのが島根半島西部(八穂米支豆支の御...
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神社の社(やしろ)を素因数分解

日本の神祇信仰は山頂・山中の磐座に霊力を感じたり、神体山の姿に威力を感じたりしたことから始まっており、そうした神の影向を感じる特定の場所を「依代」と呼んだ。依…そこへ依って来る代…神の代わり依代が決まると「御幣」を飾り、結界を示す四囲四方の...
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日本で庭造りが重視され続けてきた訳。神庭、斎庭、市庭。

さらに続く対談の復習メモ。江戸時代の大名屋敷の名残りもあり、東京は世界で最も庭園の多い都市と言われているらしい。歌川広重の「名所江戸百景」では、その8割に水が描かれたこと欧州の名所はモニュメントがセットなのに対し、日本は景色のきれいなだけの...
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世界神話の母型から見た日本の神と昔話

ジョゼフ・キャンベルがつきとめた英雄伝説の母型 世界中の英雄伝説にはたった一つの母型があることをつきとめた、アメリカの神話学者、ジョゼフ・キャンベル(1904~1987)。 ちなみに学生時代にキャンベルの授業に刺激を受けて、ジョージ・ル...
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国語学者が読み解く日本の神/大野晋「古典基礎語辞典」

大野晋「古典基礎語辞典」はめくるたびに発見がある。 以前は「あはれ」と「をかし」の項を紹介したけど、 今日は「神」についての部分。 日本の神の性質を順次挙げながら解説していて、 要点を抜粋して並べると、 神は唯一の存在ではなく、きわめて多...
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おむすび文化論。「おにぎらず」では霊力が足りない!

かつて米粒には稲の霊力(稲魂)が宿ると信じられていた。 そんな米粒を凝縮した餅や酒は霊力が宿る特別な食べ物。 たとえば正月は「歳神(年神)」を迎え入れるための行事。 やってきた歳神が御魂(その年の命)を配ることにより、 人は1歳年をとり、1...
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現世と異界の時間の進み方。浦島太郎と竹取物語より。

死後の世界が人々の心の中に実在した時代。 現世と異界の間には、はっきりとした境界線があり、 たとえば黄泉比良坂の向こう側が死者の世界だった。 そして現世と異界では流れる時間が違う。 昔話では一定の法則を持って描かれていたようで、 浦島太郎...
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奈良の宗教者インタビュー集「神と仏と大和の心」

2004~2009年の奈良新聞で連載記事をまとめた一冊。 奈良にある19の神社仏閣の代表者が記者の問いに答えている。 印象的だった話をふたつ書き留めておこう。 「そもそも今の宗教というカテゴリーは、西洋人が作った尺度です。神道は日本人の生...
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仏様にも階層がある。如来が一番偉い!

寺院を巡ると様々な名前の仏様と出会う。 仏様にも階層があるのをご存知だろうか? 頭の整理がてら、偉い順に並べてみる。 これを知っとくと仏像鑑賞がより面白くなるよ。 如来 如来が最も位が高い。 真理に目覚め、悟りを開いた仏様のグル...
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韓竈神社。恐るべき神聖さ!

出雲市の韓竈神社(からかまじんじゃ)。 出雲国風土記(733年)に記録が残る、歴史ある神社。 出雲大社よりも断然オススメの雰囲気ある神社。 参拝者に媚びを売らない、突き放した造りが味わい深い。 困難を乗り越えた先に社殿があるのだ! ガタガ...
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遠慮がちな出雲大社。天皇家を意識?

2013年から準備を進め、2014年夏に整った半隠遁生活。 だいぶ慣れてきたから、今年から研究旅行を開始! まずは島根県へ。 もちろんまずは出雲大社を訪問したわけだけど… 想像していたよりもスケールが小さく、あれ?という感じだった。 正直、...
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「神」という字は「祭卓」と「雷」の融合

日本人にとって神様は「主」ではなく「客」。 たまにしか会えないお客様だからありがたみが増す。 そんな神の訪問を古代人はどう感じとっていたのか? 文字通り「訪れ(音連れ)」や「雷(神鳴り)」で、 神は音とともにやってくる考えられていた...
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日本最強?の八幡神。その由来と人気の背景。

子供の頃、神社にお参りと言えば、 洗足池の「千束八幡神社」で手を合わせていた。 八幡神を調べてみると、 八幡神は日本の神話(古事記・日本書紀)には登場しないが、 八幡信仰の神社は全国で最も多く、伊勢信仰を上回る という不思議な特徴があ...
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神社の社殿は寺院をまねたもの

険しい道のりの先に小さな祠。 そんな神社を訪れた時に地元の方から、 「こういう場所が本当の神社で、観光地化している大きな神社は、仏教伝来後の寺院に対抗して作られたものなんだよ。」 なんてことを教えてもらった。 神と交流するために豪華な社...
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神と仏の違い/鎌田東二「神道とは何か」

神と仏の違いは何か? 鎌田東二「神道とは何か」の説明が分かりやすい。 神は在るもの、仏は成るもの。 神は来るもの、仏は住くもの。 神は立つもの、仏は座るもの。 神はそこに「在る」ものであって、 仏は悟りを得ることによって「成る」も...
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日枝神社と氷川神社を比べて分かる時代の変化

1616年に現在の地に移転した神田明神。 「赤」がキツくて日本的ではないのは、 当時の国際事情が背景に?という話をした。 神田明神ケバケバの謎。中国・明の滅亡が影響か? この視点を頭において、 赤坂の2つの神社を比べて観賞するとおもし...
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図解・一神教と多神教の違い

一神教(キリスト教やイスラム教)と多神教の違いから、 日本の歴史を読み解く、なんて記事をいろいろ書いてきた。 歴史・文化から見る日本のリスク感覚(11/05/02) 「お客さまは神様」の文化的背景(12/10/28) 過去のプレゼン資...
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神田明神ケバケバの謎。中国・明の滅亡が影響か?

神田明神は1300年近い歴史を持つ由緒正しい神社。 でも日本らしさが感じられない変わった雰囲気だ。 すべての「赤」がキツくて中国的な色づかいに思える。 ただの石ころにも神を宿して願いかけるような 何もないところに神を感じる力が日本的だと私...
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佐賀の由来と謎の巨石群/肥前国風土記

佐賀県に謎の巨石群があるらしい。 巨石パーク(佐賀市ホームページ) どうしようもなくセンスのない名前だが、 肥前国風土記にも記述が残るという名所。 なんか気になって風土記を読んでみたところ、 佐賀の名の由来はずいぶん古い! たしか...