万葉集

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あおによし奈良の都の咲く花…そんな読み方もあるのか!

奈良を詠った万葉集の和歌。 あをによし 奈良の都は 咲く花の にほうがごとく 今盛りなり ここで詠まれている「花」は何の花を指しているのか?小野妹子のひ孫にあたる小野老(おののおゆ/生年不詳~737年頃)が、大宰少弐として大宰府に派遣さ...
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紅葉の語源/百人一首24「紅葉の錦 神のまにまに」

かつて日本人は無文字社会からの移行期の万葉仮名の時代、 木の葉が色を変えることを「モミツ(毛美都)」と呼んでいた。 それが「モミチ(毛美知)」と名詞化し、万葉集の時代になると、 「黄葉」を「モミチ」や「モミチバ」と読むようになっていっ...
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白村江の戦い、壬申の乱を詠わない万葉集

手当たり次第に万葉集の関連図書を読んでいてふとした疑問。 万葉集がカバーする年代の初期の大事件、 白村江の戦い(663年) 壬申の乱(672年) にまつわる歌が一首しか見当たらないのはなぜだろう? 熟田津に 船乗りせむ...
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万葉人の桜/百人一首61「奈良の都の八重桜」

いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな 藤原道長の娘で一条天皇の中宮・彰子に仕えた歌人の一首。奈良から宮中(九重)に献上された八重桜を愛でている。 平安時代には京都では八重桜は珍しかったようで、鎌倉時代の兼好法師...
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神の山になびく洗濯物?/百人一首2「天の香具山」

春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山 持統天皇(645~702)の一首で、万葉集(巻1・28)に収録されている。 この時代の都は現在の奈良県橿原市の藤原京にあり、そこから東に香具山、北に耳成山、西に畝傍山の大和三山...
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万葉集、古今和歌集の星の和歌

そういえば子供の頃「欲しいものは何?」と聞かれると、 「星がたくさん見える空!」なんて答えていたっけ。 都会っ子ならではの感覚かもね。 もしも地球が雲や霧に覆われた惑星だったら? 私たち人類は夜空を彩る星々を知らずに生きているから、...
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交差点、すなわち「ちまた」の万葉集

うまい表現ではないのだけど、 「知」の交差点の中央を押さえに行くこと。 それをイメージすることが重要だと思ってる。 リベラルアーツの交差点がアイデアの源泉 たくさん情報を出せば、良質な情報の交差点に立てる! 古代でも交差点は、特別な気配...
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坂道には神が宿る/山野勝「大江戸坂道探訪」

大江戸坂道探訪。 著者は日本坂道学会の会長、山野勝氏。 ちなみにこの学会2名で副会長はタモリさん。 たくさん歩いた方が頭の回転が良くなる気がして、 駅2つくらいの距離なら歩くことにしている。 そんな時に出会った坂道の本。おもしろい...
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フォーチュンクッキーの由来は古代の言霊信仰

無文字社会の時代が長かった古代の日本では、 口から発する言葉に霊力が宿ると考えられていた。 言霊とはいったいどういうものだったのか? 言霊信仰/古事記を読む・4 古事記については以前まとめたとおり、 自分の名を知られた途端に相手の支配...
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絶滅危機のうなぎ。万葉以来の食文化が消える?!

ニホンウナギが絶滅危惧種となり、うな重の消滅へまっしぐら。 なぜこんなことになってしまったのか? 塚本勝巳「ニホンウナギとともに生きる」 リンク先は昨年開催されたシンポジウムの講演動画。 ウナギ絶滅の原因は私たち日本人の食べ方にある。...
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秋の味覚「きのこ」の日本文化史

日本でマツタケが食べられるようになったのは、 以下のような経緯があると田家康氏は説明する。 東大寺建立には7万本のスギ・ヒノキが使われたように、 木造建築のための大規模な森林伐採 スギ・ヒノキ林の後にアカマツ林が形成 マツ...
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月の語源/時を司る月の神

月の語源は「時」から来ている、なんて話を読んだ。 「ツキ」と「トキ」。うーん…(笑) "Moon"の語源"motion"や"move"には近いか? そういえば万葉集の中に(985)...
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日本の伝統食「あゆ」は釣り占いの魚

今年も鮎(あゆ)を食べなかったな。 鮎は弥生時代頃から、日本人が好んで食した魚。 奈良時代の古典から「鮎」にちなんだ話題をいくつか。 古事記(712年)では神功皇后が朝鮮遠征の帰り道に、 佐賀県・玉島川のほとりで鮎釣りをして、食事を...
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まほろば・うるはし・うまし/古代人の日本観

暑さゆえに移住の話をすると「どこの国へ?」と聞かれる。 私は日本より良い国はなんかあるわけない!と思ってるけど、 (とくに「食」の面で→ミシュランガイドの星の推移や国際比較) 世間一般にはどんよりした空気がただよっている。 思えば古代人は素...
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柿本人麻呂の和歌で詠む七夕の心

織姫と彦星の七夕にまつわる星の伝説。 万葉集の時代には、すでに日本人の心をつかんでいて、 とくに10巻には98首もの七夕の和歌が並んでいる。 その中から柿本人麻呂が詠んだものをいくつか。 夕星も 通ふ天道を いつまでか 仰ぎて待...
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万葉集に描かれた食文化(海の幸)

最近、万葉集を読み始めた。 古今和歌集以降の和歌は月、恋、桜を中心に展開するけど、 万葉集は4,500首近く収録されることもあり、その情景もさまざま。 ここでは当時の食文化(海の幸)に関連しそうな和歌を編集。 あゆ 鵜川立ち ...
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万葉集、ツクヨミ(月読)の和歌

古事記では黄泉の国から逃げ帰ったイザナギノカミが、 川で禊をした際に3人の子供が生まれる場面が描かれる。 アマテラスオオミカミ(天照大神) ツクヨミノミコト(月読命) スサノオノミコト(須佐ノ男命) この後、月の神であるツクヨミの...
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言霊信仰/古事記を読む・4

無文字社会の古代日本では言葉の威力が極めて強かった。 人が口から発する「音」に霊力が宿るという考え方だ。 敷島の 倭の国は 言霊の 助くる国ぞ 真幸ありこそ (日本は言霊が助ける国。私が「ご無事で」と宣言したから、もう心配いらない...