古典に学ぶ人生論 平穏な時に心の準備を/菜根譚・前集85、後集118 いい機会なので菜根譚のお気に入りをまとめとこ。 人生はメリハリがあった方が楽しいものだけど、 緩急の変化も度を越すと疲れてしまう。 平時こそ心の準備が必要と説く前集85項より。 閑中に放過せざれば、忙... 2014.11.23 古典に学ぶ人生論中国古典
IR情報等から企業を見る ありのままを伝える大切さ/菜根譚・前集102 昨日モデルのごとく写真を撮られまくるという珍体験! 上場企業の情報開示にまつわる取材だったのだけど、 有価証券報告書などの型にはまった情報ではなく アニュアルレポート・CSRレポートなどから 企業の個... 2014.11.22 IR情報等から企業を見る中国古典
古典に学ぶ人生論 濃淡つけず、ほとほどに生きる。/菜根譚・前集29,41 私のお薦めテレビ番組NHK「100分de名著」。 今月は中国明代の古典「菜根譚」が取り上げられている。 中国の古典から好きなものを一冊選べと言われると、 「老子」と「菜根譚」で迷う。私にとってそんな一... 2014.11.19 古典に学ぶ人生論中国古典
古典に学ぶ人生論 寿命の延びに関係なく、人生は20代で決まる! 人間の寿命が延びたのだから、 今の30歳は昔の20歳と同じようなもの? 心理学者メグ・ジェイは下記のデータをもとに、 そんな考え方は人生を台無しにする!と警告する。 人生で重要な出来事の80%は35歳... 2014.09.12 古典に学ぶ人生論
古典に学ぶ人生論 禅の悟りへ至る道「十牛図」 禅の悟りへ至る道筋を描いた10枚の絵と出会った。 なるほど!と感じたので、かいつまんでまとめておこう。 主に牛と牧人が描かれているが、その意味するところは、 牛・・・本当の自分 牧人・・・本当の自分を... 2014.07.31 古典に学ぶ人生論中国古典
食文化と美食探訪 タニタ食堂で目指す、薄味の人生 最近、週に2、3回は「タニタ食堂」で昼ご飯。 タニタ食堂には5つのルールがあり、 3番目の「味付けにこだわる」というコンセプト。 「出汁の味や素材そのものの「おいしさ」を感じていただくため、旬のおいし... 2014.06.25 食文化と美食探訪中国古典
古典に学ぶ人生論 述べて作らず、信じて古を好む/孔子「論語」 ここ2,3年は読む本の量を減り、古典を再読する時間を増えた。 新刊書はビジネス書の要約誌「TOP POINT」に目を通す程度。 古典は何度読んでも飽きないし、読むたびに新たな発見がある。 孔子が「論語... 2014.06.02 古典に学ぶ人生論中国古典
世界を読み解く方法 老子と荘子の相対性理論 中国古典の老子と荘子はセットで老荘思想と呼ばれる。 最近ようやく荘子を読んでみたら、なるほど老子に似ている。 上善は水のごとし(老子・8章) 天下に水よりは柔弱なるはなし(老子・78章) 老子は「水」... 2014.04.15 世界を読み解く方法中国古典
古典に学ぶ人生論 「初心」は本来…/世阿弥「風姿花伝」「花鏡」 「初心」を大辞林で引くと、 何かをしようと決心したときの純粋な気持ち。 学問・技芸などを習いはじめて間がないこと。 物事に慣れていないこと。世慣れないこと。 とあり、私たちがよく使うのは「1.」の意味... 2014.02.11 古典に学ぶ人生論世阿弥「風姿花伝」
古典に学ぶ人生論 「道」はまごころ/論語・里仁篇「一以貫之」 日本人は「武士道」や「茶道」など「道」を付けるのが好き。 「道」の来歴をたどれば中国へ行き着く。 道は一を生じ、一は二を生じ、二は三を生じ、三は万物を生ず (老子42章) 「道」は「一」以前の現象・存... 2013.12.17 古典に学ぶ人生論中国古典
投資哲学を求めて 景気の四季と投資の心得~宮本武蔵「五輪書」とともに 景気の循環を四季の移ろいと見立て、 季節ごとの美味を有利な投資対象と見立てる。 2000年のITバブルから約1周半を体験する中で、 私が戦える期間(バリュー投資)は冬から春にかけてと悟った。 日本株に... 2013.12.14 投資哲学を求めて宮本武蔵「五輪書」
古典に学ぶ人生論 世阿弥「風姿花伝」の結論は… 前向きな選択をすると、不思議と楽しい話が増えてくるもの。 そういえばソクラテスが、 「世界を動かしたければ、まず自分を動かすことだ。」 なんて言葉をのこしていた。 こういうのを世間では「引き寄せの法則... 2013.11.03 古典に学ぶ人生論世阿弥「風姿花伝」
兼好法師「徒然草」 兼好が理想とした金銭感覚/徒然草60段 徒然草217段で禁欲による蓄財に疑問を投げかけた兼好法師。 では彼が理想とした金銭感覚はどのようなものだったのだろう? 徒然草60段に理想の変人、盛親僧都が描かれている。 芋が大好物の高僧で、お金があ... 2013.10.15 兼好法師「徒然草」古典に学ぶ人生論
古典に学ぶ人生論 わが心は秋月に似たり 「○○の秋」が満載の日本。 月が秋の色、と詠ったのは西行だったか。 身にしみて あはれ知らする 風よりも 月にぞ秋の 色は見えける 秋の月をめでる心は日本独自のものではなく、 中秋の名月といった月見の... 2013.10.08 古典に学ぶ人生論
古典に学ぶ人生論 富や名声より健康・長寿/貝原益軒「養生訓」 江戸時代の啓蒙書「養生訓」。 貝原益軒(1630-1714)が83歳の時に著したものだ。 「人生五十にいたらざれば、血気いまだ定まらず。知恵いまだ開けず、古今にうとくして、世変になれず。言あやまり多く... 2013.10.05 古典に学ぶ人生論
兼好法師「徒然草」 身の丈に合わない思想をかぶると…/徒然草53段 酔っ払った仁和寺のお坊さんが宴会でウケを狙って、 足鼎(3本脚の鉢)を頭にかぶって踊ってみせた。 一同、大爆笑。でも鼎を抜こうとすると、抜けない…。 鼎を叩き割ることもできず、医者に見せてもどうにもな... 2013.10.02 兼好法師「徒然草」古典に学ぶ人生論
道元「正法眼蔵」 心の善悪は縁しだい/正法眼蔵随聞記 曹洞宗の開祖、道元の弟子が師の教えを書きとめた名著。 道元自身が遺した「正法眼蔵」より読みやすいのが特徴。 「はづべくんば明眼の人をはづべし。」(1-1) つまらぬ人の目を気にする必要はない。 賢者の... 2013.08.24 道元「正法眼蔵」お薦めの本
宮本武蔵「五輪書」 縁のあたりを打て/宮本武蔵「五輪書」水の巻 やってくる「瀬戸」の「景気(=気配)」を見切る智力を磨き、 適切な「場」を見極めることで、「渡を越し」ていく。 それが「火の巻」のポイントと読んだ。 二天一流の太刀すじを説いた「水の巻」にも面白い章が... 2013.08.09 宮本武蔵「五輪書」
兼好法師「徒然草」 この世の噂は嘘ばかり/徒然草73段 鬼女の噂(50段)や猫の化け物「猫また」の噂(89段)に 翻弄される人々を横目に兼好法師は、 「世に語り伝ふること、真あいなきにや、多くは皆、空言なり。」 世間の噂の多くはみな嘘だ、と73段で分析をは... 2013.08.03 兼好法師「徒然草」古典に学ぶ人生論
古典に学ぶ人生論 徒然草より「つれづれ」な和泉式部日記 4番目の勅撰和歌集「後拾遺和歌集」(1087年成立)において、 もっとも多くの和歌が収録された歌人、和泉式部。 このうち百人一首に採られた和歌を目にした人が多いかも。 あらざらむ この世のほかの 思ひ... 2013.07.27 古典に学ぶ人生論