古典に学ぶ人生論

古典に学ぶ人生論

自分のやり方にこだわれば、努力は害でしかない。

先日紹介した、桜井章一「努力しない生き方」。 「努力」の対義語を「工夫」と捉え、引き算思考を説いた一冊。 そういえば似たような話を説いている本があった。 芦田宏直「努力する人間になってはいけない」 専門学校の卒業式の式辞が...
古典に学ぶ人生論

嫉妬されるのは、あなたが幸福な証。

結婚式を前に知人と面倒なことに…どうすれば? そんな悩みを聞いたけど、嫉妬ばかりはどうにもならない。 嫉妬で幸福になる人なんて誰もいないのだけど… 「総じて、普通の人間性の特徴の中で、ねたみが最も不幸なものである。ねたみ深い人は、他人に災...
古典に学ぶ人生論

荘子「無窮に遊び、心に天遊を!」

今月のNHK"100分de 名著"が「荘子」なので、 私が好きな荘子のフレーズを並べてみよう。 編集テーマは「遊」。 「天地の正に乗じて、六気の弁に御し、以て無窮に遊ぶ者は、彼はたなにをか待たんや。」(逍遥遊篇...
古典に学ぶ人生論

数寄を超え、次の世界への扉を開く。

この数年「数寄」という言葉を軸に心を整えてきた。 群れたり、媚びたりして、理解者など得ようとせずに、 ひとり遊びを極めることが、人生で最も大切なこと。 「まぎるる方なく、ただひとりあるのみこそよけれ。世に従へば、心、外の塵に奪はれて惑ひや...
古典に学ぶ人生論

無限と有限の間/キルケゴール「死に至る病」を超・要約

キルケゴール「死に至る病」。 解読できた部分をピックアップしとこ。 死に至る病とは「絶望」のこと 人は無限性と有限性の間でバランスをとって生きている 人はふたつの間のバランスを崩したときに絶望する 無限性と有限性の間でバランスをとる...
古典に学ぶ人生論

読書が心を整える/モンテーニュ「エセー」

モンテーニュは「三つの交際について」の章で、 人生を振り返り、3種類の良き交際を比較した。 美しく礼儀正しい女性たちとの交際 まれで心地よい友愛 書物との交際 まずは読書以外の2つ(恋愛・友愛)について、 「こうした二つの交際は...
古典に学ぶ人生論

道を極めるための9ヶ条/宮本武蔵「五輪書」地の巻

宮本武蔵の「五輪書」には不思議な魅力がある。 もちろん剣の道(兵法の道)を念頭に書かれているが、 読み手の視点によって、形を変えて心に飛び込んでくる。 ビジネス書として受け止める人もいるだろうし、 私にとっては投資の心得がてんこ盛り...
古典に学ぶ人生論

美学を持って生きる/菜根譚・前集55,66、後集70

老子の(33章)「足ることを知る者は富めり」にはじまり、 古今東西で説かれた「足を知る」ことの大切さ。 もちろん中国古典の集大成である菜根譚にも残されている。 まずは前集55項と66項を続けて紹介すると、 奢る者は富みて、しかも足らず。 ...
古典に学ぶ人生論

平穏な時に心の準備を/菜根譚・前集85、後集118

いい機会なので菜根譚のお気に入りをまとめとこ。 人生はメリハリがあった方が楽しいものだけど、 緩急の変化も度を越すと疲れてしまう。 平時こそ心の準備が必要と説く前集85項より。 閑中に放過せざれば、忙処に受用あり。 静中に落空せざれば、動...
中国古典

ありのままを伝える大切さ/菜根譚・前集102

昨日モデルのごとく写真を撮られまくるという珍体験! 上場企業の情報開示にまつわる取材だったのだけど、 有価証券報告書などの型にはまった情報ではなく アニュアルレポート・CSRレポートなどから 企業の個性を感じとり、 好き・嫌いをハッ...
古典に学ぶ人生論

濃淡つけず、ほとほどに生きる。/菜根譚・前集29,41

私のお薦めテレビ番組NHK「100分de名著」。 今月は中国明代の古典「菜根譚」が取り上げられている。 中国の古典から好きなものを一冊選べと言われると、 「老子」と「菜根譚」で迷う。私にとってそんな一冊。 料理も人生も「淡い味」がいい/菜...
古典に学ぶ人生論

寿命の延びに関係なく、人生は20代で決まる!

人間の寿命が延びたのだから、 今の30歳は昔の20歳と同じようなもの? 心理学者メグ・ジェイは下記のデータをもとに、 そんな考え方は人生を台無しにする!と警告する。 人生で重要な出来事の80%は35歳までに起きる キャリア最...
古典に学ぶ人生論

禅の悟りへ至る道「十牛図」

禅の悟りへ至る道筋を描いた10枚の絵と出会った。 なるほど!と感じたので、かいつまんでまとめておこう。 主に牛と牧人が描かれているが、その意味するところは、 牛・・・本当の自分 牧人・・・本当の自分を追い求める自分 禅...
中国古典

タニタ食堂で目指す、薄味の人生

最近、週に2、3回は「タニタ食堂」で昼ご飯。 タニタ食堂には5つのルールがあり、 3番目の「味付けにこだわる」というコンセプト。 「出汁の味や素材そのものの「おいしさ」を感じていただくため、旬のおいしい食材を使い、薄めの味付けにしています...
古典に学ぶ人生論

述べて作らず、信じて古を好む/孔子「論語」

ここ2,3年は読む本の量を減り、古典を再読する時間を増えた。 新刊書はビジネス書の要約誌「TOP POINT」に目を通す程度。 古典は何度読んでも飽きないし、読むたびに新たな発見がある。 孔子が「論語」のなかで、こんなことを語っている...
世界を読み解く方法

老子と荘子の相対性理論

中国古典の老子と荘子はセットで老荘思想と呼ばれる。 最近ようやく荘子を読んでみたら、なるほど老子に似ている。 上善は水のごとし(老子・8章) 天下に水よりは柔弱なるはなし(老子・78章) 老子は「水」こそが最善のあり方と説き、 その「...
古典に学ぶ人生論

「初心」は本来…/世阿弥「風姿花伝」「花鏡」

「初心」を大辞林で引くと、 何かをしようと決心したときの純粋な気持ち。 学問・技芸などを習いはじめて間がないこと。 物事に慣れていないこと。世慣れないこと。 とあり、私たちがよく使うのは「1.」の意味だね。 この「初...
古典に学ぶ人生論

「道」はまごころ/論語・里仁篇「一以貫之」

日本人は「武士道」や「茶道」など「道」を付けるのが好き。 「道」の来歴をたどれば中国へ行き着く。 道は一を生じ、一は二を生じ、二は三を生じ、三は万物を生ず (老子42章) 「道」は「一」以前の現象・存在であり、 古代中国において宇宙の原...
古典に学ぶ人生論

記憶力クライシスの歴史/文字・グーテンベルク・Google

自ら生み出した技術に対し、人間が時代遅れになっていく。 とくに私たちの記憶力はこれまで2~3,000年の間に、 何度か転換点にさらされ、今まさに3度目の危機にいる。 もちろん今は「Google」の登場による危機だ。 何でもGoogl...
古典に学ぶ人生論

世阿弥「風姿花伝」の結論は…

前向きな選択をすると、不思議と楽しい話が増えてくるもの。 そういえばソクラテスが、 「世界を動かしたければ、まず自分を動かすことだ。」 なんて言葉をのこしていた。 こういうのを世間では「引き寄せの法則」って言うのかな… で...