世界を読み解く方法

羽生善治さんの学習の高速道路論

毎年ゴールデンウィークに再編集することを習慣にしている、 かつて将棋の羽生善治さんが語った「学習の高速道路論」。 昨年2017年は「永世七冠」を達成するという偉業もあったので、この1年で出版された著書のほかに、その時の記者会見も含めて編集し...
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調理法と動物愛護をめぐるバカげた話

スイスでは3月からロブスターを生きたまま茹でたら違法になるそうだ。 条文ではこんな風に定められているとか。※トムソン・ロイターの記事より 「ロブスターなどの活きた甲殻類は氷や氷水に漬けて輸送してはならない。水中生物は常に自然と同じ環境で...
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世界を理解するために、3つ目の論点を見つけたい。

私たちは世界を読み解こうとするときは、「陰陽」をはじめとして2つの論点で迫ろうとすることが多い。 でも3つ目の論点を見つけて相互矛盾を探っていった方が、より世界の本質に迫れるのでは?となんとなく思った。 経済の話に偏ってしまうが、その代...
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現代の知が凝縮されている大学入試の現代文

この10年ほど世の中を読み解く方法を探し続けている。30代の読書はこれを目指して本を選んでいることが多い。 2008年9月のリーマンブラザーズの破綻をきっかけに、大学院で経営学を学んでみたが底の浅さに失望する。ビジネススクールは深い教養を...
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小林秀雄、人工知能を論じる。

小林秀雄が将棋と人工知能について言及したコラムを書いていた。1959年のことだ。※「考えるヒント」の冒頭に収録されている。 「常識で考えれば、将棋という遊戯は、人間の一種の無智を条件としている筈である。名人達の読みがどんなに深いと言っ...
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中心を持たない国/河合隼雄「中空構造日本の深層」

日本の歴史文化の特徴として「中心がない」ことが指摘されることが多い。 心理学者、河合隼雄もまた「古事記」を読み込むことで、同様の考えに辿り着いたことが「中空構造日本の深層」に記されていた。 「わが国が常に外来文化を取り入れ、時にはそ...
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知性の限界を超えるための「不立文字・教外別伝」

禅の「不立文字・教外別伝」とは? 禅の教義を特徴を表した言葉として、 不立文字(ふりゅうもんじ) 教外別伝(きょうげべつでん) 直指人心(じきしにんしん) 見性成仏(けんじょうじょうぶつ) という4つのキーワードがあ...
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情報の質をどのように判断すべきか?/高田明典「情報汚染の時代」

IT革命後の情報と知性のせめぎあい IT革命の恩恵で手軽に多種多様な情報や価値観に触れられるようになった。 私たちの情報収集が受動的なものではなく、能動的に変わり、当初の悩みといえば、あらゆる分野で「学習の高速道路」が整備され、高速道...
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不確実な未来を生き抜くための直感力

小林秀雄が当時の各界の第一人者と語り合った対談集「直観を磨くもの」。ノーベル賞物理学者、湯川秀樹の話がおもしろかった。 創造を導く直感力を身につけるためには? 小林が著書に記したモーツァルトの作曲法が、アインシュタインが推論の出発点を掴...
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論理的思考で真理に近づくためには神の保証が必要?!/デカルト「方法序説」

論理的思考の原点とも言えるデカルト「方法序説」。かつてその真理に至る方法を要約してみたものの、 世界を読み解く方法/デカルト「方法序説」 なんだか納得できない気持ち悪さがあった。 いまいちどデカルト「方法」を簡単に振り返ってみよう...
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千数百年の時を経て、ふたたび声で文章を綴る時代へ!

5年前の元旦には紀貫之の話を書いた。日本語で文章を綴ることができる感謝の想いを込めたものだ。 紀貫之、日本語を創った和魂漢才の文芸人(12/01/01) この頃に日本語の原型が整ってきたことで、平安時代の文芸作品が文字として残り、今...
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読んだ本と振り返る2016年/人工知能は本当の「知」になりうるか?

今年は人工知能に関する話題を多く見聞きしたような気がする。特に印象的だった本が、将棋ソフトの脅威にさらされる将棋界を描いた一冊。 人工知能 vs 棋士/大川慎太郎「不屈の棋士」 もともと人工知能が人間の仕事が奪うのでは?という危機...
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平等には何の価値もない/ハリー・フランクファート「不平等論」

トマ・ピケティ「21世紀の資本」と翻訳者が同じだし (山形浩生訳)、手軽に読めるページ数だったから手にとってみた哲学書。 著者はプリンストン大学名誉教授で専門は道徳哲学。ポイントとなる言葉を引用しながらまとめると、 「私は平等主義が...
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人は善悪の境界を引くと暴力的になる。

私たちが直面する様々な社会的課題を投資家が解決できるのでは?そんな問題意識を持って、私の元に取材にやってくる方達がいるが、ご期待にそえるような話ができたことがない。 もちろんマイクロ投資のような小さな事業への出資であれば可能だが、環境問題...
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ネットの評判がリアルを支配する「勝手に選別される世界」

IT革命の恩恵で簡単に多様な情報や価値観に触れられるようになった。私たちの情報収集が受動的ではなく、能動的に変わり、当初の悩みといえばあらゆる分野で「学習の高速道路」が整備され、高速道路を駆け抜けた先の大渋滞をどう抜け出すのか?だった。 ...
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未来のことは分からない。その善悪であればなおさらだ。

明らかに人選ミスと思われる有識者ヒアリングを受けた。 2050年のあるべき社会・経済の姿を語って欲しいと…。 ブログの過去記事を追ってもらえれば分かるとおり、 金融危機や3.11を経験したことで、 未来が現在・過去を評価するのだから… ...
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弱さは強さの欠如ではない/松岡正剛「フラジャイル」

経済的な合理性・効率性の追求をよしとする社会では、 日本人の感覚が滑稽なものに見えるというのが前回の話。 弱みを克服しなければ!という思考に陥りがちだけど、 そうした物の見方では世界を正しく読み解けないのでは? というのが最近のモヤ...
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プラトンの神遊び/ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」

ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」に触れた記事が最近人気。 遊びこそ文化の起源/ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」 遊び上手だった日本人/ホイジンガ「ホモ・ルーデンス」 ウェブ上にこの本について言及したページが少ないからみたい。 ...
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私たちは「数」で「質」を評価する方法しか持たない

今年注目のイベントといえば、やはりアメリカ大統領選挙。 共和党の候補はドナルド・トランプ氏になってしまうのか? 正気なのか、はたまた「大衆」に媚を売っているだけなのか…。 「大衆とは良い意味でも悪い意味でも、自分自身に特殊な価値を認めよう...
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セレンディピティを呼び込むアブダクション

野家啓一「科学哲学への招待」を読んでいて、 ふと目に止まった一節。 「アブダクションの方法は「発見の論理」という観点から注目を集めており、また現代では「セレンディピティ(serendipity)」と結びつけて論じられることも多い。」(P1...