しあわせのかたち

しあわせのかたち

秘する花を心に

多様な情報や価値観に触れることができるようになったけど、それで幸せになったかというと…、実は生きづらい世の中になっている。 何を判断するにも情報に振りまわされてしまい、 「山ほどある情報から自分に必要...
しあわせのかたち

自ら選ばず、流されることも大事

どんなに想いを込めても、この世界は望んだように微笑み返してくれない。幸せばかりを願う、欲深き心には、災いが忍び寄ってくるものなのだ。そう悟った今の私の願いは、心静かに生きること。そのためには、自ら選ば...
しあわせのかたち

「創る」喜びを探して

貨幣(お金)が価値判断の中心に君臨している今の社会。いつの時代からか分業化が進んだことで、私たちの日々の暮らしは、 自分の時間(自由)を誰かに売ってお金を手にして、 そのお金で他の誰かの時間(自由)を...
しあわせのかたち

幸・不幸はさかのぼらないと分からない

先月のお気に入り記事は「過去のすべてが肯定される瞬間」。木田元「偶然性と運命」で解説されていた、20世紀ドイツの哲学者、マルティン・ハイデガーの時間論を、私なりに編集してみたものなんだ。 運命的な出会...
しあわせのかたち

社会貢献って結局なんだ?-自己肯定感

昨年末に書いた2つ記事につなげて、震災後の動きを踏まえて第3弾。おさらいしながら、社会貢献って結局なんだ?と迫ってみる。 その1では、江戸時代(資本市場の発展以前)には2つで1つだった、「カセギ(稼ぎ...
しあわせのかたち

いくらあれば十分か?

お金と仕事や幸せに関する、とある日の会話をまとめた2つの記事。 ちょうどいい年収 何のために働くのか? 多くの方に読んでいただいたので、最後にオマケでもうひとつ。 これは聞かれてないけど、訳あって勝手...
しあわせのかたち

何のために働くのか?

今年は春以降、年下の人にこの手の内容で問い詰められることが多くて。はじめはうまく答えられなかったけど、最近ようやく頭が整理できてきた。先日「ちょうどいい年収」の話とセットで、私が語った内容は以下の通り...
しあわせのかたち

ちょうどいい年収

「ちょうどいい年収っていくらくらいだと思う?」 なんて不思議な質問をされた。なんか「ちょうどいい」って部分が妙に気に入って、真剣に答えちゃった。 1. 年収1,000万円超はよくない 理由は次の2つ・...
しあわせのかたち

過去のすべてが肯定される瞬間

夏で軽装になってはじめて私がやせたことに気がついて、心配する人たちに、「アップルのスティーブ・ジョブズだって、まだ生きてるじゃん。」とうまく返したつもりでも、「ジョブズ?誰それ??」的な反応で、ズルッ...
しあわせのかたち

瀬戸内寂聴「生きることは愛すること」

今年、一番のお気に入りの本は「生きることば あなたへ」ほかにも寂聴さんが人生を語った本はないかな?と探してきたのがこれ。母校の高校生から寄せられた質問に、寂聴さんが答えた問答集。 6年近く前になるかな...
お薦めの本

一度きりの美しさと永遠へのあこがれ/笹井宏之「えーえんとくちから」

人はこの世界の時の流れを、日・時・分・秒と細かく切り分けてきた。時を均質に切り分けてしまったから、一度きりを意識しにくくなっている。 でも、人生における大切な時間・瞬間の多くは、一度きりで終わってしま...
お薦めの本

森絵都「カラフル」

文章がきれい。この人の小説をもっと読んでみたいと思った。  黒だと思っていたものが白だった、なんて単純なことではなく、たった一色だと思っていたものが、よく見るとじつにいろんな色を秘めていた、という感じ...
しあわせのかたち

しあわせは突然やってくる

今日は誕生日。旧暦の同じ日(1615年)は、真田幸村が大坂夏の陣で討死にした日。私ももう一度、これだ!というものを見出して、突撃したいと思ってる。やり通してみて何も得られなくても、惰性で生き続けるより...
投資で創った人生哲学

富と幸福・その4 バフェットのことば

5年前の28歳の誕生日。このブログがきっかけで、生まれて初めてメディアの取材を受けていた。当時は大投資家、ウォーレン・バフェットさんが大好きで、株主への手紙の翻訳記事を書いていたり、純粋な投資のブログ...
お薦めの本

デール・カーネギー「道は開ける」

昨日ズッコケて、手のひらを酷く擦りむくわ、ギックリ腰になるわで…。今年は本当に健康に恵まれない年だなぁ…なんだか落ち込んじゃう。ここまでどうにもならない気分って、ちょうど10年ぶりくらいかな。でも、お...
ラッセル&アランの幸福論

ラッセル「幸福論」/幸福な人(17章)

前回の「努力とあきらめ」について、ちょこっと追加。たとえ精一杯、努力しても、うまくいかなくて、あきらめても、「あのときあんなにがんばれたから」って、いつか勇気の源になる日が来る。 さて、ラッセル「幸福...
ラッセル&アランの幸福論

ラッセル「幸福論」/努力とあきらめ(16章)

努力しただけ成果が得られる…、なんてのは、勝手な思い込みだよ。私たちの脳みそが、数学の正比例みたいな規則性を望んでいるだけなんだ。この世の中は不確実性に満ちていて、ままならないことが多い。だから、いい...
ラッセル&アランの幸福論

ラッセル「幸福論」/仕事(14章)

もし私が大学卒業後、働き続けていたら、ちょうど10年間になるはず。でも実際にはこの間、ちゃんと働いていたのは、5,6年かな。だから私には、仕事について語る資格はないけど… 「量が過多でないかぎり、どん...
ラッセル&アランの幸福論

ラッセル「幸福論」/愛情(12章)、家族(13章)

第12章 愛情 「最上のタイプの愛情は、相互に生命を与えあうものだ。おのおのが喜びをもって愛情を受け取り、努力なしに愛情を与える。そして、こうした相互的な幸福が存在する結果、おのおのが全世界を一段と興...
ラッセル&アランの幸福論

ラッセル「幸福論」/熱意(11章)

4年前の夏に、なんとなく描いていた将来の目標がなくなった。そこで、バートランド・ラッセル、アラン、カール・ヒルティの書いた、「世界三大幸福論」を読み、人生を真剣に考え始めたのが3年前のこと。さらに中野...