お薦めの本

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杉山久仁彦「虹の文化史」

グラフィックデザイナーが編集した「虹」にまつわる豪華本。 執筆、組版、装丁と一人ですべてやってしまうこだわりよう。 ただデザインが美しいだけでなく、内容も素晴らしい。 帯に収録されている全項目が掲載されているので紹介すると、 古...
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考える根気で天才に対抗/森内俊之「覆す力」

投資家には勝負の心得のようなものが必要だ。 それを私は主として将棋の羽生善治さんの著書に学んできた。 そんな羽生師匠と同い年でタイトル争いを繰り広げる、 森内俊之さんが勝負哲学を描いた本を出した。 森内俊之「覆す力」 初...
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月は太陽の夢である/ノヴァーリス「青い花」

ロマン派詩人、ノヴァーリス(1772-1801)作の未完の小説。 ヨーロッパから広がったロマン主義について詳しくは知らない。 でも「ロマン」という言葉のイメージにピッタリの「青い花」。 「月がおだやかな光をはなって丘の上空にかかり、生きと...
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トマトの履歴書/橘みのり「トマトが野菜になった日」

私は1日最低1個、トマトを食べる。 加工食品含めと年間400個は食べているんじゃないかと思う。 よって私のトマト含有量はイタリア人と同等で日本人の7倍。 私のトマト愛はヨーロッパ的な感覚に近いのかも。  ヨーロッパ諸国でのトマトの愛...
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本は、これから

電子書籍の登場で本はこれからどうなっていくのか? 37人の識者が本の未来について想いをはせるエッセイ集。 私たちはグーテンベルク以来の変革の時にいるのかもしれない。 活版印刷術の発明が音読社会から黙読社会への転換点だった。 でもよく...
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読んだ本と振り返る2013年/感銘を受けた日本の古典

今年はじめて読んで感銘を受けた日本の古典は、 五輪書 建礼門院右京大夫集 の2冊。 宮本武蔵の「五輪書」は今まで読んでなかったのが不思議。 羽生善治、カスパロフといった勝負師の書物以外には、 投資の参考になる本はない...
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読んだ本と振り返る2013年/脳と心

年末にまとめる「読んだ本と振り返る○年」シリーズ。 昨年は人の最も外側、宇宙(物理学)に関心を寄せたけど、 今年は反転して、人の最も内側、脳と心が気になった。 とくに衝撃的な一冊となったのが、 ノーレットランダーシュ「ユーザーイリュージョ...
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女性視点の平家物語/建礼門院右京大夫集

平家の栄華と滅亡を描いた「平家物語」が叙事詩なら、 「建礼門院右京大夫集」は抒情詩・平家物語と言える。 作者・建礼門院右京大夫の立ち位置は、 そして鴨長明や慈円とだいたい同世代だから、 「方丈記」や「愚管抄」と同時期の古典ということになる...
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岡田哲「明治洋食事始め-とんかつの誕生」

日本の洋食や中華は和食の一種で本場のものとは違う。 古くは羊肉でだしを取った中国の煮こごり「羊かん」の変身から 近年では「箸」で食べる「たらこスパゲッティ」まで。。。 日本人の食に対する発想の豊かさはすさまじいものがある。 「洋食」...
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経済学に脳と心は必要か?

人は合理的に意思決定する。 伝統的な経済学はこんな仮定からはじまっている。 ごく簡単にまとめると、 人は限られた資源(お金と時間)の中で、 将来について統計的に正しい予想を立て、 自己の利益を最大化するような意思決定を行う って仮定...
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おいしさ=味×心/小山薫堂「人生食堂100軒」

小山薫堂氏は「おくりびと」や「くまモン」で有名な放送作家。 雑誌「dancyu」のコラム「一食入魂」で紹介した(2001~09年)、 600軒から100軒を選んで編集しなおした本。 料理の批評ではなく、幸せにご飯を食べた記録って雰囲気...
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近藤信緒「人に好かれる法」

誰にでも「人に好かれたい」という思いがある。 だからこそ人間関係を論じた本が多数出版されている。 「多すぎて選べないからオススメの本を」とねだられ悩んだ。 本屋で平積みされる近刊書は、基本的に内容が薄っぺらい。 古典には読み頃があるから、積...
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記憶が「心」をつくる/池谷裕二「単純な脳、複雑な私」

先日、ブルーバックス創刊50周年記念の講演会が開催された。 登壇者はブルーバックスから近刊の著書を出版された 宇宙物理学の大栗博司氏 脳科学の池谷裕二氏 大栗氏の著書は以前紹介したことがあるので、 科学の因果律を追...
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心の善悪は縁しだい/正法眼蔵随聞記

曹洞宗の開祖、道元の弟子が師の教えを書きとめた名著。 道元自身が遺した「正法眼蔵」より読みやすいのが特徴。 「はづべくんば明眼の人をはづべし。」(1-1) つまらぬ人の目を気にする必要はない。 賢者の目(=明眼の人)を恐れる...
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遠藤寛子「算法少女」

江戸時代の日本では「和算」と呼ばれる独自の数学が発達。 今日、数学嫌いの日本人が世にあふれているけど、 この頃の日本人は庶民レベルまで和算を楽しんでいた。 そんな象徴ともいえるのが1775年出版の和算書「算法少女」。 江戸の町医者とその娘の...
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川合光「はじめての超ひも理論」

自然界には大きく分けると4つの力に分類できるという。 重力(質量をもつすべてのものの間に働く力) 電磁力(+と-をもつすべてのものの間に働く力) 弱い力(中性子のベータ崩壊で知られる力) 強い力(クオーク間に働く力) ...
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進化心理学が解き明かす「心」の不思議

ドラマ・ガリレオの最終回で湯川教授(福山雅治)が、 恐竜の化石にまつわるかつての研究者の誤解を語る。 当初、恐竜の「骨」の発見に研究者たちは沸いた。 周りの「土」を丁寧に取り除き、骨をつなぎあわせ、恐竜の姿を再現。 恐竜の骨格やその体のスケ...
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意識は幻想/「神々の沈黙」から「ユーザーイリュージョン」へ

ユクスキュル「環世界"Umwelt"」。 すべての生物は知覚の枠内でしか世界を認識できない。私たちが「客観的」だと信じている、この目に映る世界は、 世界全体から「主観的」にある一部分を型抜きしたものにすぎない。 生物学者、日高敏隆氏の言葉を...
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自分だけの1冊と出会うために古典を読め!

読んだ本の数を誇りにするのは真の読書とは言えない。 たくさん読むのなら、分野を超えて横断的に編集することで、 自分の中に新しいアイデアが生み出していかないと。 アイデアは模倣と編集によって生まれるものだからね。 でも自分だけの1冊と...
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科学の限界/中谷宇吉郎「科学の方法」

1958年に物理学者が発表した一冊。著者の師匠は寺田寅彦。 エッセイ調の部分が見え隠れするのは師匠ゆずりなのかな。 「火星へ行ける日がきても、テレビ塔の天辺から落ちる紙の行方を知ることはできないというところに、科学の偉大さと、その限...