お薦めの本

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単一品種の食物生産に頼るリスク/ロブ・ダン「世界からバナナがなくなるまえに」

「生物多様性」という言葉を耳にするようになったのは、2010年に生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が、名古屋で開催されてからのことだろう。 しかし正直なところ、これまで身近に感じることはなく、逆に考え方の前提がおかしいのでは?...
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言葉が分かるとはどういうことか?/川添愛「働きたくないイタチと言葉がわかるロボット」

かつて下村湖人「論語物語」に大変感銘を受けた。論語の教えを物語として編集し、イメージ豊かに読むことができる一冊。本質を深く理解した人にしか表すことができない素晴らしい仕事だった。 今日の一冊にもまた同様の感動があった。 川添愛「働き...
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ソードアート・オンラインに描かれた、手が届きそうな近未来。

先月あたりに放送されていた人気アニメランキングの特番。昭和生まれと平成生まれに分けられていて、もちろん前者の私は懐かしさに惹かれてぼんやり見ていた。 平成生まれの人気アニメに「ソードアート・オンライン(SAO)」があがり、このアニメのヒロ...
世界を読み解く方法

現代の知が凝縮されている大学入試の現代文

この10年ほど世の中を読み解く方法を探し続けている。30代の読書はこれを目指して本を選んでいることが多い。 2008年9月のリーマンブラザーズの破綻をきっかけに、大学院で経営学を学んでみたが底の浅さに失望する。ビジネススクールは深い教養を...
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良質な服を着たければ「誰がアパレルを殺すのか」を読むべし!

結婚してもうすぐ2年になり、著しく進歩したことと言えば、料理の腕はもちろん、女性ファッションへの関心が増したこと。 私が一番最初にこのブランドは凄い!と感じたFOXEYは、投資家としては残念ながら非上場で業績が不明だったが、その後、日経新...
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ひとはなぜ戦争をするのか?(アインシュタイン・フロイト往復書簡)

1932年、国際連盟がアインシュタインにこんな依頼をした。 「今の文明においてもっとも大事だと思われる事柄を、いちばん意見を交換したい相手と書簡を交わしてください。」 アインシュタインが選んだ相手はフロイトで、テーマは戦争。 ...
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半藤一利「日本のいちばん長い日(決定版)運命の八月十五日」

今日8月15日は日本がポツダム宣言を受諾し第二次世界大戦が終結した日。歴史の教科書では1,2行であっさりと書かれているが…。 1945年8月14日午後1時から翌15日正午の玉音放送に至る1日を描いた一冊が、AmazonのKindle版で今...
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日本の敗戦を織り込んでいた株式市場

かつてのベストセラー 加藤陽子「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」 が文庫化されていたので、山川出版社の「詳説日本史図録」を参照しながら読んだ。 満州事変から太平洋戦争へと突き進む意思決定の過程が、今までどうにも理解できなかった...
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車イスサッカー監督 羽中田昌の挑戦

サッカーを見始めたのがJリーグ開幕直前の1992年頃なので、私にとっての羽中田さんはサッカー解説者というイメージ。 もう10年くらい古いサッカーファンの間では、韮崎高校の伝説のドリブラーであり、その後の不慮の事故で記憶に残る。 そんな羽...
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3.11後を描いた本を読むならこの2冊

東日本大震災後に様々な書籍が出版され、数多く手に取ったが、日本人著者が語るとどうしても主張が偏りがちになる(特に原発問題)。なにか部分ばかりで全体が見えなくなってしまうような違和感がある。客観的・中立的な視点で伝えられるのは外国人の特権なの...
NO IMAGE 日本の美意識

田中仙堂「岡倉天心『茶の本』を読む」で名著の魅力を再認識。

読者家を自負する日本人の誰もが読んでいる、 内村鑑三「代表的日本人」(1894年) 新渡戸稲造「武士道」(1900年) 岡倉天心「茶の本」(1906年) この3冊が英文で世界に発信された時期は、日清戦争(1894年)、日露戦...
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徳川綱吉は人々の価値観を変えた名君?/磯田道史「徳川がつくった先進国日本」

奈良への旅をきっかけに古代史が見直されていることを知った。 卑弥呼の墓?の箸墓古墳。その名の由来は日本書紀に。 悪役に仕立てられた蘇我氏。近年は再評価が進んでいる? こうした歴史の再検証・再評価は古代史だけの話ではない。 徳川...
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人工知能を知ることは、人間を深く知ること/羽生善治「人工知能の核心」

2016年5月に放送されたNHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」 この時の取材をもとに羽生さんが人工知能に迫った本が今日の一冊。 羽生善治「人工知能の核心」 最近、人工知能に関する本が次々と出版されているが、日...
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本業を拡大解釈し、社会的な課題を「自分ごと」にする/新井和宏「持続可能な資本主義」

鎌倉投信のファンドマネージャー新井和宏 氏の新刊を読んだ。 一番印象的だったのが、菓匠Shimizu(長野県伊那市)の紹介とともに語られる、企業が事業の中で社会的な課題を解決するために必要な視点。 「お菓子を通じて、夢を届けること」を経...
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箸墓古墳が卑弥呼の墓である根拠は?/白石太一郎「古墳からみた倭国の形成と展開」

私が子どもの頃に習ったものとはだいぶ変わった日本の古代史。奈良に旅立つ前に古墳についていろいろ調べているのだけど、 前方後円墳発祥の纏向遺跡/英雄たちの選択 新春SP 前方後円墳を中国・朝鮮の古墳と比較すると…/森下章司「古墳の古...
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黄金に輝くだしの歴史・文化・科学/伏木亮「だしの神秘」

以前読んだ同じ著者の食の科学に関する本が面白かった。 懐かしの味は香りの記憶/伏木亮「味覚と嗜好のサイエンス」 今回は「だし」に絞って、より一般向けの内容になっている。書き留めておきたい内容をメモしておこう。 だしとうま味の人間の...
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バフェットの相棒、チャーリー・マンガーの名言「完全なる投資家の頭の中」

本屋で久しぶりに投資関係の棚を眺めていて気がついた。最近はバフェットだけではなくマンガーの本もあるのか。 言わずと知れたバークシャー・ハサウェイ社の副会長、チャーリー・マンガーの発言を編集した一冊、 トレン・グリフィン「完全なる投資...
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1970年のSiri/星新一「声の網」

多くの情報が飛び交う電話回線の向こう側に何らかの知性が生まれる。約50年前に星新一が描いた世界は一部は今まさに実現されようとしている。 疑問に答えるGoogle プライバシー筒抜けのFacebook Amazonのおすすめ商品...
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読んだ本と振り返る2016年/科学ですべてお見通し?

昨年春に自宅と駅との間に図書カウンター(貸出・返却のみの図書館)ができて以降、本棚のパンクを気にすることなく、たくさんの本を読むことができるようになった。 そのおかげで厚めの一般向けの科学書を読む割合が以前より増えたような気がする。そんな...
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読んだ本と振り返る2016年/人工知能は本当の「知」になりうるか?

今年は人工知能に関する話題を多く見聞きしたような気がする。特に印象的だった本が、将棋ソフトの脅威にさらされる将棋界を描いた一冊。 人工知能 vs 棋士/大川慎太郎「不屈の棋士」 もともと人工知能が人間の仕事が奪うのでは?という危機...