お薦めの本

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日本の敗戦を織り込んでいた株式市場

かつてのベストセラー 加藤陽子「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」 が文庫化されていたので、山川出版社の「詳説日本史図録」を参照しながら読んだ。 満州事変から太平洋戦争へと突き進む意思決定の過程が、今までどうにも理解できなかった...
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車イスサッカー監督 羽中田昌の挑戦

サッカーを見始めたのがJリーグ開幕直前の1992年頃なので、私にとっての羽中田さんはサッカー解説者というイメージ。 もう10年くらい古いサッカーファンの間では、韮崎高校の伝説のドリブラーであり、その後の不慮の事故で記憶に残る。 そんな羽...
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3.11後を描いた本を読むならこの2冊

東日本大震災後に様々な書籍が出版され、数多く手に取ったが、日本人著者が語るとどうしても主張が偏りがちになる(特に原発問題)。なにか部分ばかりで全体が見えなくなってしまうような違和感がある。客観的・中立的な視点で伝えられるのは外国人の特権なの...
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田中仙堂「岡倉天心『茶の本』を読む」で名著の魅力を再認識。

読者家を自負する日本人の誰もが読んでいる、 内村鑑三「代表的日本人」(1894年) 新渡戸稲造「武士道」(1900年) 岡倉天心「茶の本」(1906年) この3冊が英文で世界に発信された時期は、日清戦争(1894年)、日露戦...
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徳川綱吉は人々の価値観を変えた名君?/磯田道史「徳川がつくった先進国日本」

奈良への旅をきっかけに古代史が見直されていることを知った。 卑弥呼の墓?の箸墓古墳。その名の由来は日本書紀に。 悪役に仕立てられた蘇我氏。近年は再評価が進んでいる? こうした歴史の再検証・再評価は古代史だけの話ではない。 徳川...
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人工知能を知ることは、人間を深く知ること/羽生善治「人工知能の核心」

2016年5月に放送されたNHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」 この時の取材をもとに羽生さんが人工知能に迫った本が今日の一冊。 羽生善治「人工知能の核心」 最近、人工知能に関する本が次々と出版されているが、日...
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本業を拡大解釈し、社会的な課題を「自分ごと」にする/新井和宏「持続可能な資本主義」

鎌倉投信のファンドマネージャー新井和宏 氏の新刊を読んだ。 一番印象的だったのが、菓匠Shimizu(長野県伊那市)の紹介とともに語られる、企業が事業の中で社会的な課題を解決するために必要な視点。 「お菓子を通じて、夢を届けること」を経...
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箸墓古墳が卑弥呼の墓である根拠は?/白石太一郎「古墳からみた倭国の形成と展開」

私が子どもの頃に習ったものとはだいぶ変わった日本の古代史。奈良に旅立つ前に古墳についていろいろ調べているのだけど、 前方後円墳発祥の纏向遺跡/英雄たちの選択 新春SP 前方後円墳を中国・朝鮮の古墳と比較すると…/森下章司「古墳の古...
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黄金に輝くだしの歴史・文化・科学/伏木亮「だしの神秘」

以前読んだ同じ著者の食の科学に関する本が面白かった。 懐かしの味は香りの記憶/伏木亮「味覚と嗜好のサイエンス」 今回は「だし」に絞って、より一般向けの内容になっている。書き留めておきたい内容をメモしておこう。 だしとうま味の人間の...
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バフェットの相棒、チャーリー・マンガーの名言「完全なる投資家の頭の中」

本屋で久しぶりに投資関係の棚を眺めていて気がついた。最近はバフェットだけではなくマンガーの本もあるのか。 言わずと知れたバークシャー・ハサウェイ社の副会長、チャーリー・マンガーの発言を編集した一冊、 トレン・グリフィン「完全なる投資...
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1970年のSiri/星新一「声の網」

多くの情報が飛び交う電話回線の向こう側に何らかの知性が生まれる。約50年前に星新一が描いた世界は一部は今まさに実現されようとしている。 疑問に答えるGoogle プライバシー筒抜けのFacebook Amazonのおすすめ商品...
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読んだ本と振り返る2016年/科学ですべてお見通し?

昨年春に自宅と駅との間に図書カウンター(貸出・返却のみの図書館)ができて以降、本棚のパンクを気にすることなく、たくさんの本を読むことができるようになった。 そのおかげで厚めの一般向けの科学書を読む割合が以前より増えたような気がする。そんな...
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読んだ本と振り返る2016年/人工知能は本当の「知」になりうるか?

今年は人工知能に関する話題を多く見聞きしたような気がする。特に印象的だった本が、将棋ソフトの脅威にさらされる将棋界を描いた一冊。 人工知能 vs 棋士/大川慎太郎「不屈の棋士」 もともと人工知能が人間の仕事が奪うのでは?という危機...
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気象予報士が読み解く平安時代/石井和子「紫式部の暗号」

その道の専門家が読み解いた書物よりも、純粋に感動した他分野の専門家が語る方が魅力が伝わるのだろうか? 石井和子「紫式部の暗号」 源氏物語には正直これまであまり興味のなかったのだけど、気象予報士に気象描写がスゴい!と言われて興味がわい...
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豊田きいち「編集」を読んで思う。人生もまた編集なのだ。

小学館で40年近く編集者を勤めた方の編集に対する想いに触れた。週刊少年サンデーの初代編集長として有名なのだとか。 豊田きいち「編集」 2012年中に本書の原稿となるインタビューが完了していたが、直後に豊田氏が他界、2016年によう...
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ケヴィン・ケリー「インターネットの次に来るもの」

WIREDの創刊編集長ケヴィン・ケリーの最新作。 <インターネット>の次に来るもの-未来を決める12の法則 前作の「テクニウム」は難解で挫折したが今作は読みやすい。ただ著者のクセなのか、冗長になりがちなのが少し残念。 ...
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杉山正明「遊牧民から見た世界史」は歴史観が変わる一冊!

東アジアの歴史、とくに中華思想に対する認識が変わる一冊。本書のポイントをざっくりまとめておくと、 中華王朝の盛衰はユーラシアの騎馬民族の出方次第 漢は匈奴の支配下にあったといっても過言ではない 北魏、隋、唐の時代はテュルク・モンゴ...
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未来の株式会社は配当が現物給付?/水野和夫「株式会社の終焉」

長期投資を前提に考えた場合、一番の不安材料と言えば、株式会社と証券市場は今のまま、あり続けられるのか?という疑問。 昨年読んだ奥村宏氏の本では、 投資家必読の一冊! 奥村宏「資本主義という病」 巨大企業が解体されてゆく未来が示...
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懐かしの味は香りの記憶/伏木亮「味覚と嗜好のサイエンス」

土瓶蒸しの松茸の話から引き続き、香りと脳科学について調べている。伏木亮「味覚と嗜好のサイエンス」にこんな記述があった。 「においの記憶は確かで変質しません。味は舌から延髄、大脳各部位といくつも神経を乗り換えて眼窩前頭皮質でにおいの信号...
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日本の真珠産業の盛衰/山田篤美「真珠の世界史」

中公新書の「○○の世界史」シリーズは面白い本が多く、これまで読んだ中では「コーヒーの世界史」が特にオススメ。 今回読んだ山田篤美「真珠の世界史」は、20世紀に世界を席巻した日本の養殖真珠の話が興味深かった。 ミキモトが世界初の真珠養殖に...