お薦めの本 ハイゼンベルク「部分と全体」 ウェルナー・ハイゼンベルクの自伝「部分と全体」を久しぶりに読み返した。 この本をはじめて手に取ったのは2012年のこと。投資好きが興じて未来学を追い求めて挫折した過程で、 ハイゼンベルク「不確定性原理... 2023.07.07 お薦めの本偶然とリスクの諸相
お薦めの本 マンデルブロ「禁断の金融10ヵ条」 マンデルブロ「禁断の市場」を再読し、2009年夏の記事を書き直した。 当時はナシーム・ニコラス・タレブ「ブラック・スワン」を読み、 その中で紹介された哲学者ポパーと数学者マンデルブロが気になり、 彼ら... 2023.06.21 お薦めの本投資哲学を求めて
世界を読み解く方法 投資家にオススメしたい現代文の学び直し 22歳で株式投資をはじめるまでは、ほとんど本を読んでいなかった。必要に迫られて、経済、金融、会計、経営関連の書籍を読み倒したが、この世界を読み解くための方法に近づいた実感はえられなかった。 30代にな... 2023.06.17 世界を読み解く方法お薦めの本
世界を読み解く方法 投資家にオススメの社会学の名著 相場の格言に「人の行く裏に道あり花の山」というものがある。しかし多くの個人投資家はこれと逆行しているのではないか。投資家だけではなく、社会全体が一方向に触れやすくなっている。 「知」を解放する装置とし... 2023.06.15 世界を読み解く方法お薦めの本
世界を読み解く方法 投資家にオススメの科学書(相対性理論・環世界) 当事者として企業価値評価を争点の裁判に関わる中、 リーマン・ショックが起こり株価が暴落し、世界が大混乱。 裁判になったり、株価が乱高下したりするのは、 企業価値を評価する絶対的な方法がないからだよね。... 2023.06.13 世界を読み解く方法お薦めの本宇宙を読み解く科学
世界を読み解く方法 投資家にオススメの科学書(進化論) 個人投資家の間で信仰を集める「長期投資」の教え。 もちろん私も信じたいが、鵜呑みにしないための学びも必要だ。 「長期で株式を保有すれば必ず儲かる!」という信仰の土台は、 進化論の曲解から生まれているの... 2023.06.11 世界を読み解く方法お薦めの本
お薦めの本 人生を楽しむために学び、自分なりの価値観を持て!/國分功一郎「目的への抵抗」 今春、國分功一郎「暇と退屈の倫理学」の文庫化を機に再読、 蔵書に加えてまもなく、新潮新書から新刊が出たので手にとった。 國分功一郎「目的への抵抗」 読み始めてみると、その内容の半分超は、 おととしジョ... 2023.05.30 お薦めの本投資で創った人生哲学
お薦めの本 将来の災害リスクと向き合う難しさ/高嶋哲夫「富士山噴火」 太陽フレアによる大停電SF(伊藤瑞彦「赤いオーロラの街で」)に続いて、 こちらはより身近な自然災害を描いた、 高嶋哲夫「富士山噴火」 南海トラフ大地震の惨劇から約3年、富士山が不気味に動きはじめる。 ... 2023.05.14 お薦めの本
お薦めの本 太陽フレアによる大停電を描いたSF/伊藤瑞彦「赤いオーロラの街で」 SF小説から将来起こりうるリスクを学ぶことができるのでは? 最初に手に取った一冊は、巨大な太陽フレアによって変電設備が破壊され、3年以上復旧の目処が立たない状況を描いた、 伊藤瑞彦「赤いオーロラの街で... 2023.05.11 お薦めの本
お薦めの本 ユダヤ人も危惧するイスラエルの現状/シルヴァン・シペル「イスラエルvs.ユダヤ人」 断片的に伝わるイスラエルに関するニュースに違和感を覚え、 ゴールデンウィーク中にイスラエル関連書を読んでみた。 ダニエル・ソカッチ「イスラエル 人類史上最もやっかいな問題」 シルヴァン・シペル「イスラ... 2023.05.08 お薦めの本国際政治・外交と地政学
お薦めの本 ヌリエル・ルービニ「MEGATHREATS 世界経済を破滅させる10の巨大な脅威」 ヌリエル・ルービニ博士と言えば、2006年頃からサブプライムローンの拡大と住宅バブルを警告し続けた人物。 当初は頭のおかしい学者と軽んじられていたが、2008年9月にリーマン・ショックが起きると、予言... 2023.05.03 お薦めの本
お薦めの本 浜辺真紀子「株主との対話ガイドブック」 2000年から約20年間、ヤフーのIRを担当されていた、浜辺真紀子さんから新刊本をいただいた。 「株主との対話」ガイドブック ターゲティングからESG、海外投資家対応まで 先日、rennyさんとのポッ... 2023.04.28 お薦めの本
お薦めの本 世界史の学び直しに「もういちど読む山川世界史プラス」 人の記憶はあいまいだから、繰り返し学ぶしかない。とはいえ何度も同じ本を読むのは飽きてしまう。 最近、国際情勢に不穏な動きが満載なので、歴史的背景も踏まえて、未来を考え続けなければと、世界史を現代史から... 2023.04.21 お薦めの本
お薦めの本 古代種を失えば、その食物は消滅する?/ダン・サラディーノ「世界の絶滅危惧食」 動植物の大量絶滅の話を見聞きするようになって久しいが、なぜか頭の中で食べものと繋がりにくいのは私だけだろうか。でも最近ようやく、天ぷらを通じて異変が身近になってきた。 「きす」以上に深刻な「めごち」。... 2023.04.01 お薦めの本社会や政治の問題など
お薦めの本 文庫化を機に「暇と退屈の倫理学」を蔵書に加える。蔵書のジレンマ… 國分功一郎「暇と退屈の倫理学」の3周目を終えた。 単行本で最初に出たとき、増補版は図書館で借り、文庫化を機会に購入して、線を引いたり付箋を貼ったり。 ここだけ切り出すのは著者の本意ではないことは明らか... 2023.03.29 お薦めの本投資哲学を求めて
お薦めの本 半導体株投資への夢広がる! 菊池正典「半導体産業のすべて」 経済誌等の特集を読んで、なんなとく分かった気になる。でも実際に関連企業のIR情報を読み始めると分からなくなる。理解できないものには投資しないのが鉄則だからとあきらめて、後々、その企業の成長と株価の上昇... 2023.03.04 お薦めの本投資や経済の話題
お薦めの本 美意識のありか/芥川喜好「時の余白に 続々」 みすず書房から出版される翻訳経済書に良書が多い。たとえばブログで紹介してきた以下の本が該当する。 トマ・ピケティ「21世紀の資本」 ダイアン・コイル「GDP」 アダム・トゥーズ「暴落」 ウィリアム・マ... 2023.02.23 お薦めの本
お薦めの本 トランプ誕生までの政治的背景/スティーブン・レビツキー&ダニエル・ジブラット「民主主義の死に方」 トランプ大統領任期中の2018年に出版された、 スティーブン・レビツキー&ダニエル・ジブラット「民主主義の死に方」 昨年、トランプ誕生までの思想的背景について学んだが、こちらはアメリカの政治の仕組みに... 2023.02.20 お薦めの本社会や政治の問題など
お薦めの本 バーチャル美少女ねむ「メタバース進化論」 自称・世界最古のVTuberの著作「メタバース進化論」。 この世界の住民が書いているだけあって、とても分かりやすい。最も印象的だった一文は、 「メタバースは現実のコピーではなく「なりたい自分」でいられ... 2023.01.31 お薦めの本
お薦めの本 億万長者の罪を描いた、ピーター・S・グッドマン「ダボスマン」。 ニューヨーク・タイムズの記者が書いた ピーター・S・グッドマン「ダボスマン」 副題は「世界経済をぶち壊した億万長者たち」。 ダボスマンの意味するところは、 当初…「世界経済フォーラム年次総会」(通称、... 2023.01.17 お薦めの本資本主義問題