哲学や物理学から投資理論を読み直す

投資を起点にはじまった思考の旅をここで振り返ってみる。
投資を追求すれば投資理論の土台とされる、

  • モダンポートフォリオ理論(MPT)
  • 資本資産価格モデル(CAPM)

を教え込まれるわけだが、私には納得できない白物だった。
こんなものを信じ込めば「ブラック・スワン」や「まぐれ」のタレブに、
「空っぽのスーツ」と揶揄されるのがオチだろう。※

何が壊れているのか?
」に対する感覚がおかしいことは誰もが気付くだろう。
DCF法に登場する「永久成長率」なんて正気の沙汰ではない。

論理と数字の積み上げの世界に終わりを告げたリーマン・ショック。
経済学に欠けていたのは哲学・倫理の世界観だろうと感じ、
哲学における過去・現在・未来や偶然と運命を追求している。

私がこれまで理解した哲学の時間論について簡単にまとめると、
これまで(過去・現在)の評価は、これから(未来)起きることによって、
常に編集し直されるから、過去・現在の分析は未来に対して無力

確率や統計で「偶然を飼いならす」なんてのはおかしな話なのだ。

また最近、私の中で物理学への関心が突然高まった。
Newton別冊「未来はすべて決まっているのか」との出会いだ。 

  • ニュートン力学(未来は決まっている)
  • 量子論(未来は決まっていない)

という切り分け方で解説されていて、なるほど!と衝撃が走った。
現代の投資理論はニュートン力学の世界観(慣性の法則に近い)で、
足りないものはおそらく量子論的な世界観なのでは?
そこでまずはハイゼンベルク不確定性原理に触れてみた。
おそらく今後は相対性理論超ひも理論にも。。。


※空っぽのスーツの問題(「ブラック・スワン」巻末・用語集より)
プロの中には、プロでない人たちと能力の点で違いはないのに、なんらかの理由で、かつ実績に反して、専門家だと信じられている連中がいる。臨床心理学者、経済学者、リスク「専門家」、統計学者、政治アナリスト、金融「専門家」、軍事アナリスト、CEOなんかがそうだ。こういう輩は自分の知識を麗しい言葉と業界用語と数学で飾り付け、往々にして高いスーツを着用している。