人の弱さに寄り添い、壊れ始めたGoogle

Amazonに搭載されているおすすめ商品の表示機能。
投資を学び始め、一心不乱に集中していた頃は便利だった。
でも多分野を渡り歩く今の私には無意味な機能となった。
人の関心はうつろいゆくもの。システムで先回りなどできないのだ。
あんなものに頼って読書していたら、視野が狭くなってしまう。

視野を狭くするもの、といえば最近残念なのがGoogle検索。
Gmailの登場以降、Googleは私たちの検索履歴等のデータを収集し、
好みに合わせた検索結果を表示するようになってしまった。
Google Readerに登録しているサイトが上位に表示されたりする。
きっとGoogle+なんて使ったら、もっと酷いことになるのだろう。

独自のアルゴリズムでPage Rankを算出し、検索結果に反映させる。
和歌の歌枕にも通ずるあの仕組みに感心したものだが…。
当初のGoogleの理念は一体どこへ行ってしまったのだろうか。
人の弱さ(好み)に寄り添った、自分だけの情報宇宙なんて…

人間ならば誰にでも現実のすべてがみえるわけではない。多くの人は見たいと欲する現実しか見ていない。
by ユリウス・カエサル

情報が氾濫しすぎて、個々人の好みに合わせる方が楽?
広告ビジネスの収益向上のため、好みを集めることがより重要?
利益と理念のバランスを失い、Googleは自壊を始めてしまった。

Facebookの影響か? あれは視野を狭くする最たるツール。
世界で起きる暴動の影にFacebookあり、というのはそういうことだ。

インターネットが素晴らしいのは、情報を能動的に探すことができるから。
勝手に私の好みを判断されて、受動的な情報収集になるのは嫌だ。
未知との出会いが思い込みを一掃し、新たな発想を生むのだから


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