Engagement(エンゲージメント)は流行語?

2つの分野で別の意味で使われる”Engagement”に出会い、もしや流行語?

まずは広告業界から。
ソーシャルメディアの発達により、消費者が情報発信力を持ったことで、
登場したマーケティングのキーワードが、Engagement(エンゲージメント)。

電通クロスメディア用語集においてエンゲージメントとは、
消費者がメディアやブランドに意識を向け、良好な関係が構築されること、またその状態(関心を持つ、ファンになる、来店や購買行動を起こすなど)。・・・メディアに接触する回数・量と共に、消費者とどのような関係性を結べたのかという「関与度・視聴態度・視聴行動」を重視しよう、とする考え方。

博報堂は「エンゲージメント・リング」を開発し、
生活者の「心が動く」という輪を中心に、「選択する」「共有する」「絆を感じる」を加えた四つの輪を、同時に動かして効果をつくるものです。

消費者行動の用語も
 AIDMA(Attention → Interest → Desire → Memory → Action )から
 AISAS(Attention → Interest → Search → Action → Share)へと
進化していたりと、
企業と消費者の関わり方が変化する中で、新しい用語も出てきているんだね。


そしてもうひとつがファンドの運用における、Engagement(エンゲージメント)。
SRIの世界では、株主の立場から提案したり対話をすることで、企業に影響を与えようとする株主行動のこと。」(住信アセットマネジメントの用語集

株主行動というと、スティールや村上ファンド以来、悪いイメージを持たれるような。
SRI(社会的責任投資)の分野から、エンゲージメントで攻めれば大丈夫?
私も何年か前、とある非上場企業の将来を憂いて、株主として動こうとしたら、
「こいつはハゲタカファンドだ」と罵られ、本当にハゲた、ニガ~い思い出(笑)

個人で上場企業に投資してても、株主行動なんて無理。
だからファンドと企業とが、より良い未来のために、積極的に対話して欲しい。
もしかすると、SRIだからエンゲージメント、という話ではなく、
最終的にアクティブファンドの存在意義は、エンゲージメントしか残らないかも。