運用放棄の企業年金

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株価急落で思考停止に陥った企業年金が続出の模様。(今日の日経朝刊より)
 資生堂 国内株20%→5%、海外株20%→5%、国内債券35%→60%。
 大丸  株式4割→3割、減らした分は商品投資へ。
 フジクラ 株の買い付け停止。現在20%以下、当初配分は34%。
 富士電機 現在国内株12%、当初配分は16%。当面買い増しなし。

資産運用においては、どんな時もアセットアロケーション(資産配分)を守る、
というのが一応、正解ということになっているのだが…。
つまり、今は割合の減った株式に追加投資すべき時期のはず。
「株屋は信用できない」ってのは、平均的な日本人の考え方だから許す。
でも「株で大損して怖くなっちゃったからや~めた」はシャレにならないよ…

[追伸]
そういえば2002~03年に厚生年金の代行返上に絡んで、
株式が売却される現象が起こっていたような? あれも株価がさえない時期。

 >>>つづく

コメント

  1. そしてまた相場が持ち直した頃になると株式比率を上げて高値掴み→暴落して損切りというパターンになるんでしょうか・・・。

  2. kenz より:

    その通りですね。
    資生堂については先日日経に出ていましたが、やはり他企業も思考停止(怖くなった?)でしたか。。
    こういう年金こそ長期投資の考えで株式を買い増ししないといけないのですが、あとで景気がよくなったら株を買いだすんでしょうね。やってることが素人投資家みたいです。

  3. まろ@管理人 より:

    ただでさえ年金不安があるというのに、何をやっているんだか…。そういえば2003年頃にも「代行返上」とか言って、運用投げちゃった企業年金が結構あったような???