安易な株式の持ち合いは、こんな悲劇を招くかも?

私が物心つく前に死んだ祖父が、社長をやってた中小企業がある。
最近、直近10期分の決算書を見せてもらったけど、うーん。。。
社会に必要なものを作ってるんだけど製造業は大赤字で、
副業の不動産賃貸業の利益でなんとか赤字を隠す、ってな感じ。

このまま製造業の赤字が増えていって廃業なんてことになったり、
社員の高齢化が進んで技術の継承ができなかった、
なんてことになったら、社会にとって大迷惑!
だから、製造業はしかるべき企業へ売却して事業を引き継いでもらい、
不動産賃貸業へ業態変更、ってのが王道だけど株主構成に問題が…。

それなりに由緒ある企業だから、旧財閥系の製造業と位置づけられてて、
株主にもその系統の会社とか混ざっているから、
事業譲渡に賛成してくれそうにない状況。(株主総会の特別決議事項)
企業存続とは無関係の株主なのに、なんて邪魔くさいんだろう!
株をファンドにでも買い占めてもらう手もあったけど
昨今のいろんな事件もあり、社長が怖がっちゃってダメ。
たぶんもう打つ手なし。スマンなじっちゃん。

こんな風に小さな会社でも株主構成によっては、
事業から撤退することができなかったり、
経営の自由度が奪われてしまったりすることがある。
最近、買収防衛の一環として、一部企業で株の持合いが復活しているけど、
やっぱり良くないよなーって、実体験として認識したのだった。