労働分配率低下に関する誤解

景気が良いのに給料が増えないとか、一部マスコミで取り上げられ、
労働分配率が低下し続けてることを批判してたりするけど、
 ※労働分配率=人件費÷(人件費+支払利息+減価償却費+経常利益)
このレポート↓を読んでいて改めてデータの怖さを実感する。
 住友信託銀行「企業から家計への所得分配について考える

ある結論を求めたいがために、それに必要なデータのみを持ってきて、
自らの主張に信頼性を持たせようとする。だまされやすい、よくある手だね。
上記のレポートの2ページの労働分配率の推移をよく見れば、
労働分配率が上昇・高止まりする時は、不景気時なんだから話がまったく違う。

むしろ、2007年問題と言われるように団塊世代の大量退職もあるから、
年功序列を中途半端に維持してしまったがために、何でこの人にこんな給料を?
って社員もいなくなってくれるだろうから、労働分配率は今年も低下し続けるかな。
企業にとって案外追い風だったりして。

おまけ
 先進国の中で労働分配率が日本より上なのはイギリスだけみたいですぞ。
 そんなグラフが昨日の日経朝刊に出ていたので、労働分配率を調べてみたわけ。

コメント

  1. ダモ より:

    この前新聞に、矛盾したコメントが載っていました。
    「既存の年功序列や学歴重視が無くなってきているのでうんぬんかんぬん」と前置きがあって、でも〆が「まだそのシステムに社会が対応していない」と。
    殺伐とした、成果主義の会社で病むより、一日のうち半分を過ごす生活空間と考えたら、楽しく仕事したほうがいいと思いますがねー。。。
    箱根駅伝のどこ大学か忘れましたが、「楽しい部活では勝てない。厳しくした」とキャプテンが言っていました。高校野球でもノビノビ野球とかありますが、どっちがいいのでしょうかね・・・ほどほど、厳しく、ほどほど楽しくがBEST?

  2. まろ@管理人 より:

    人類の発展の歴史を振り返ると、成果主義への流れは変わらないと思います。
    (今度記事書きます)
    ちなみに私の勤め先は、成果主義の完全体ですが、何も気にせず楽しくやってます。
    毎日楽しいから、給料なんかに興味がないというのが正直なところ。
    スポーツの世界でも選手が楽しそうにプレーしているチーム・選手が強い。
    ロナウジーニョなんか笑いながらプレーしている時は化け物です。
    投資について言えば、多くのプロが個人に勝てないのは、
    仕事で嫌々、運用してるからじゃないかと。