ふと思い出し、昔書いた記事を読む(→05/11/08「次世代ゲーム機戦争、勝手予想」)。
あたしゃなんで任天堂に投資してないんだ? と自分にツッコミ入れてみる。
約3年前に読んだ、新原浩朗「日本の優秀企業研究」(最近文庫本に)で、
任天堂の経営哲学に触れて、おぉ!!ととても感心したものだ。
任天堂は自らを、
「存在しなくても生きていける、
究極的には不要な娯楽というものを生み出す会社」
と位置づけている。
生活必需品じゃないんだから、不要な娯楽で値下げ競争したって意味が無い。
だから他社との力の勝負を避け、別の軸を打ち立てて戦う。
ソニーのPSに完敗したことで、こんな社風がより堅固なものになったのかな。
危機が起きても、慌てて新分野へ参入ってこともなく、ブレなかったのも凄い。
NintendoDS Lite は、いまやどこへ行っても売り切れ。
次世代ゲーム機では、ハイビジョンTVを持ってなきゃ意味が無いような
高画質を追求しているソニーとマイクロソフトの競争を完全に無視。
任天堂は、純粋にゲームそのものの楽しさを追いかけている印象を受ける。
とまぁここまで誉めておきながら、
また、株価が10000円以下に放置されている時に経営理念に感動しておきながら、
私は任天堂の株を保有していない。
「1単元の100万円近い金額は高い」ただそれだけ理由で選考から外してしまった。
反省ですな。。。
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