株式交換によるM&A そーせいに拍手!

今、2つの敵対的買収が話題。
夢真ホールディングスによる日本技術開発へのTOB。
スミダコーポレーションが、スイスの会社に仕掛けているTOB。
それぞれ、日本企業同士のTOB、外国企業へのTOBは、初めての試みだ。

だが、もっと凄いことにチャレンジしている会社がある。
昨年マザーズに上場したばかりのバイオ関連企業そーせい
何が凄いかって、イギリスの企業アラキスを株式交換で買収するってとこ。

株式交換で買収するってことは、簡単に言うと、
買収される企業の株主が、買収企業の株主に変わるってこと。
つまり、アラキスの株主は突然、そーせいの株主になってしまい、
円建ての日本株を保有することで、為替リスクまで背負わされることになる。
そーせいは、それでも見返りがあることを、アラキス株主に説明しないといけない。
ここが買収価格を決め、株主に現金渡して、サヨナラって普通の買収と異なる。

さらに言えば、株式交換による買収は、買収する側の株主にとっても不利益を伴う。
これも分かりやすく例を挙げると、
 「A社はA社の一部を売り渡してB社を買収」
 「B社は事業と交換する形で、A社の一部を手に入れる」
つまり、株式交換を使うということは、
そーせいの現株主が持ち分の一部を手放すことにもなる。

そーせい、アラキス両株主に納得してもらえるよう、
株式の交換比率(アラキスの○○株に対して、そーせい○○株を交付する)
を決める作業がめちゃめちゃ難しい。しかも国境を越えた買収だよ?

素晴らしい試みだ!
最近、買収防衛にばかり発表する日本に悲観していたけど、
起業家精神あふれる会社がここにいた!!