マラドーナの神の手と5人抜き

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今シーズン、バルセロナでメッシが大活躍し、もうすぐワールドカップ。
というわけで、86年メキシコ大会のマラドーナの再来なるか?みたいな感じで、
当時の映像、特に準々決勝のイングランド戦の2つのゴールを最近よく見かける。
この話、歴史的な背景を知ってると面白いので、ちょっとだけ紹介。

1982年3~6月にアルゼンチンとイギリスは戦争をしてたの。フォークランド紛争
ちょうど82年スペイン大会の期間中に戦争が終わったんじゃなかったかな。
負けたのはアルゼンチン。死者645人、負傷者1048人で国中どんより。
勝ったイギリスは、79年の就任以来不人気だったサッチャー首相の支持率急騰。
これがその後のイギリスの経済改革を支える原動力になった。

そんなわけで、この86年のアルゼンチンvsイングランドはフォークランドの再戦。
だから1点目、ハンドでゴールを決めたマラドーナが、「神の手」と表現したのは、
神様からイギリスへの天罰、みたいな意味も含まれていたんだよ。
こうした背景も含めると、メッシがどんなに活躍してもマラドーナを超えられない。

おまけ。マラドーナが5人抜きのゴールを決めたとき、
ラジオのアナウンサー、ビクトル・ウーゴ氏は「ゴール!」と叫んだ後、、、

  宇宙の彗星よ、
  君はどこの惑星から来て、
  どうしてその道のりの途中に
  イングランドに対してこれほどのものを残したのか?
  国が「アルヘンティーナ」と叫びながら嘆くためか?
  天才! 天才! 天才!
  世界サッカーの天才!
  ディエゴ! ディエゴ・アルマンド・マラドーナ!!
  神様、この涙をありがとう。
  アルヘンティーナ2、イングランド0

という伝説の即興ポエムを残した。

イギリスとイングランド
サッカーのナショナルチームでは、イギリスは4ヵ国に分かれて出場する。
イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランド。

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