フラット化しない世界・サッカーの視点から

コークの味は国ごとに違うべきか」の序章に触発されてサッカーの視点から。

欧州サッカー界にグローバル化の波が押し寄せたのは、ボスマン判決がきっかけ。
かつての外国籍選手3人までの規制はどこへ?もはやサッカー選手に国籍はない。
しかし、今シーズン、ヨーロッパNo.1.に輝いたバルセロナは、
CL決勝でのメンバー構成は、ユースチーム出身の選手が11人中7人を占めていた。
バルセロナはグローバル化とは無縁の独自の文化を貫き通し続けている。

バルセロナといえばメッシ。
13歳からバルセロナのユースチームで育つが、プレースタイルはバルサ化されず、
ボールの扱いもこれぞアルゼンチン人! ドリブル中のボールタッチ数がやたら多い。
外部の環境がどんなに変わっても、生まれ持った遺伝子が変わることはない。

また、代表チームのサッカースタイルも、グローバル化の影響とは無縁。
2006年Wcup優勝のイタリアは、カテナチオ&カウンターアタックを見せつけた。
準決勝ドイツ戦のカンナバーロから始まるデル・ピエロのゴールが圧巻。
オランダもフリット・ライカールト以来、旧植民地のスリナム系の選手が増えたが、
スタイルは変わることなく、リズミカルな美しい試合にこだわり、勝てないまま(笑)

テレビ放送や広告収入・ユニフォーム販売などは確かにグローバル化したけど、
サッカーそのものに関しては、それぞれ独自の伝統を保ったままなんだ。

おまけで、話題のレアル・マドリー。カカ、C.ロナウドを獲得し、さらにビジャも?
恐ろしい事態になっているけど、これもレアル・マドリーの伝統の一つ。
数十年前に、ディ・ステファノ、レイモン・コパ、プスカシュと
当代随一のアタッカーをかき集めて、UEFAチャンピオンズカップ5連覇を達成。
いつの時代も「銀河系軍団」を目指すのがチームの伝統なのだ。