ブランド戦略から企業を見る

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大学院で見つけた私の企業分析に足りなかったパーツ。
1つは、ブログのサブタイトルにも付けてるESG投資(SRI)やCSRの観点。
そして今回出会った、もう一つのカケラがブランド戦略の観点。

学期末のプレゼンでJALのブランド戦略の問題点を語って、ふと気がついた。
1度しか飛行機に乗ったことがないお前に何が分かる?というツッコミはおいといて(笑)
普通、JALの問題点といったら、財務とか労働組合の話がメインじゃない?
でも、ブランド戦略から見てみると、もっと根本的なところも壊れてる。

JALのホームページの「ブランド・アイデンティティ」を参考に、こんな絵を描いた。
jal-brand
ブランドの魂や哲学に該当するのが、”Dream skyward”って言葉で、
その周りを取り囲む、安心や品質って言葉が、ブランドの本質的価値って感じ。
ここでこの絵に落書きをすると…
jal-brand2
これじゃダメだよね。
ブランドって、私たち消費者の心に寄り添ってこそキラキラ輝くものじゃない。
何の乗り物かも分からなくなるようなブランド戦略じゃあね。。。
航空会社はやっぱりJALじゃなきゃ!、なんてお客さんがいるわけない。
価格が安くて都合の良い出発時刻の飛行機がたまたまJAL、そんな程度。
そしたら価格競争に巻き込まれて、利益率も低くなっちゃう。

そんなわけで、企業分析の際に、ブランド戦略も考えるのが大事なんだなって。
ちなみにこのプレゼンでは、JALの問題点の解決策として、

  • 日本を意識した、日本を前面に押し出したブランド戦略を!
  • JALを日本文化を世界に発信するツールに使え!

というのを掲げて、日本への愛、食への愛を大いに語ってきちゃった。
日本や食については、いつもブログに書いてる話を編集だけだから割愛。

この機会に、いろんな企業のブランド戦略の絵を描いてみよう、っと♪

コメント

  1. あつまろ より:

    まろさん、こんにちは。
    ブランド戦略の絵、おもしろい発想ですね。
    楽しみにしてます。