単体の決算書に潜むおもしろ情報

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10年くらい前から決算書といえば、連結決算の方を分析するのがあたりまえ。
でも、連結決算の後のページにある単体決算も見ると、たまにおもしろ情報がある。
アサヒビールの単体P/L、売上・売上原価から○○を抜くと粗利50%超?!
※思わせぶりな表現だけど、画像がたくさんでトップページに載せられないだけ(笑)

連結決算書になくて、単体決算書にあるものとしてパッと思いつくのは、
・売上原価の内訳
・製造原価報告書
の2つ。今回は売上原価の内訳の「酒税」がおもしろいので、ピックアップ♪

酒税

酒税の納税義務が発生するのは「酒類を製造場から移出したとき」だから、
おそらく売上原価の酒税と同じ金額が、売上高に含まれている。
アサヒビール単体

こうして眺めると、売上高と利益率の変わりようにビックリする。
つまり、酒税法が改正されると、経営状態に大きな変動がなくても、
前年比で企業規模が変わって見えたり、決算書に妙なことが起こる。

これまでの酒税は、酒1klあたり22万円って量が基準だったけど、
今年の税制改正で、アルコール度数に比例した税率に大幅改正との噂も。
お酒関係の会社の株主のみなさまはご用心。

※オマケ資料;麦酒・発泡酒の酒税推移(ビール酒造組合)
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