ドラゴンボールの神龍=株式会社?

図書館で「少年ジャンプ資本主義」って奇妙な題にひかれて読んでみた。
とはいえ私は漫画・アニメに疎く、全巻読んだ漫画はキン肉マンと花の慶次。
見たアニメはキン肉マン、ドラゴンボール、おじゃる丸、のだめカンタービレ。
ドラゴンボールも"Z"がくっついてからはあまり分からない。この程度の人。

P217の「神龍=株式会社論」は、なかなかおもしろいと思った。
7つのドラゴンボールを集めた者であれば、その願いの善悪を問うことなく、
神龍は願いを叶えてくれる。このとき、神龍自身に意志はまったくない。
そこでドラゴンボールを「株式」、神龍を「株式会社」と捉える。
法人の公共性を忘れてるけど、細々した話をすると難しいから、まぁこれはこれで。

経済を語った本としてはイマイチだけど、登場人物の願いの変遷は興味深い。
1984年に連載を開始したドラゴンボールでは、神龍にかなえて欲しい願いは、
・ブルマ…素敵なボーイフレンド
・ヤムチャ…女性が苦手な性格の克服
・レッド総帥…自分の身長を伸ばすこと(※悪者なのに世界征服ではない)
といった、小さいけれど個人として大切な願い
1960年代の漫画のように、大きな目標に向かって突き進む、って雰囲気はない。

まもなくバブルのピークをむかえる日本で、こうした内容に共感が集まった不思議。
もしかしたら漫画やアニメって、ほんの少し先の未来を予見しているのかも?