マイケル・ポーター「戦略の本質」

業務の効率化は戦略ではない
・業務の効率化…同様の業務活動をライバルよりもうまく遂行すること
・戦略…ライバルとは違う活動を行うことや、同様の活動を違う方法で行うこと
戦略とは、自社を他社と違ったものにすることである。

戦略ポジション
・製品種類に基づくポジショニング
・ニーズに基づくポジショニング
・アクセスに基づくポジショニング
→ポジショニングに必要なのはそれにうまく適合させた一連の業務活動
戦略とは、他社とは違う一連の業務活動を伴った、独特の価値の大きいポジションを創造することである。

永続する戦略ポジションにはトレード・オフが不可欠
トレード・オフが生じる原因
・イメージや評判に一貫性がなくなること
・トレード・オフが業務活動そのものから生じる
・社内の調整とコントロールには限界がある
→トレード・オフがあるから選択の必要が生じ、自社の提供する者を目的に合わせて限定することになる
戦略とは、競争の方法のトレード・オフを行うことである。戦略の本質とは、やるべきではないことを選択することなのだ。

フィット(適合)が競争優位と永続性両方の決め手
フィットのタイプ
・個別の業務活動と全体の戦略との間の単純な整合性
・業務活動が相互に補完しあう
・業務活動の相互補強を超えて、努力の最適化にまで達するもの
→競争優位は業務活動全体のシステムから生まれる
戦略とは、企業の業務活動間にフィットを創り出すことなのだ。

まとめ:永続する競争優位とは
・自社独特の競争ポジション
・戦略に合わせた業務活動
・競争相手とは異なる明確なトレード・オフを選択
・競争優位の源泉は業務活動間のフィット
・永続性の源泉は一部の業務活動ではなく、業務活動全体
・業務の効率化は当然の前提


例に出てくる会社が、サウスウエスト航空、バンガード、イケアなど
私にはなじみの会社が多く割と読みやすかった。
ポーターの名著と名高い「競争の戦略」は好きじゃないんだ。

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コメント

  1. なかなか面白そうな論文ですね。
    今までこの手の論文って読んだことありませんでしたが、
    この機会に読んでみようかな、と思います。

  2. まろ@管理人 より:

    そういえば、例示されてる企業(バンガード、サウスウェスト、イケア)が10年以上たった今も優良企業なので、こういった点がポーターの凄いところなのかな、とも感じました。