アダム・スミスの「神の見えざる手」って、どこに神がいるの?

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図書館で井手正介「不均衡発展の60年」って本を借りて読んでたら、
アダム・スミス国富論」の「神の見えざる手」の原文に再会した。
この機会に手で打ってみながら、ちゃんと読んでみようと思った。

"Every individual endeavors to employ his capital so that its produce may be of greatest value. He generally neither intends to promote the public interest, nor knows how much he is promoting it. He intends only his own security, only his own gain. And he is in this led by invisible hand to promote an end which was no part of his intention. By pursuing his own interest he frequently promotes that of society more effectually than when he really intends to promote it."

一回読んだだけじゃ私にゃ難しすぎるが、とりあえず赤字にした部分。
「神の」なんてどこにも書いてないじゃないか!誰だ変な誤訳をしたのは???
ココの細かい日本語訳はほっといて、全体像を私なりに捉えると、、、

一人一人が"capital"投じて頑張ることが、"greatest value"創造につながる。
そして自分自身の"security"と"gain"を増やすことをみんなが追求していくと、
"invisible hand"が働いて、より効率的になる。ってな感じかな。
こんなころから、株主価値の最大化の原型みたいなのが唱えられてたんだね。

アメリカがズッコケたから、ほらやっぱりアメリカ型経営はダメじゃないか、
みたいなことを言う専門家が出てくるかもしれない。
でも、アダムスミスの「国富論」は1776年に書かれた本なんだよ。
こんな古くからそれなりに機能してきたものは、そう簡単に変わらないよ。

コメント

  1. あつまろ より:

    まろさん、こんにちは。
    国富論を原書で読もうとするなんて、
    投資と英語の両立ですね。
    わたしも2008年は
    英語がんばろうと思いましたが、
    敗北中です。
    こないだ海外旅行にいったら、
    やっぱりまた英語やりたいな、
    と思ってきてはいるのですが、
    踏み出しが甘い。。
    ブログを拝見して、
    いつも、よい刺激をうけてます。
    投資も英語も、大学院受験も
    がんばってください。

  2. まろ@管理人 より:

    あ、いや「国富論」を原書で読んでるわけじゃなくて(笑)、一行目に紹介した本の中で、原文が載っててなぜか日本語訳されていない、というイジワルな状態なんです。
    応援ありがとうございます。がんばります。