バフェットからの手紙2005/P18~19翻訳 Part3

バフェットからの手紙2005年版
How to Minimize Investment Returns」の翻訳の最終回。

Part1 では出だし部分を翻訳。 >>> 該当記事
 投資家が手にする利益は、
 企業のビジネスから得られる利益を上回ることはなく、
 また、「摩擦による」コストによって、本来得られるはずのリターンを失っている。
 それはなぜか?

Part2 では翻訳がうまくできなかったので概要を。 >>> 該当記事へ
 アメリカ企業の全株式を一家族が保有していると仮定して、
 なぜ投資家のリターンが減ってしまったのかを解説。
 ブローカー → ファンド・マネージャー → コンサルタント → ヘッジファンド
 という流れで、どんどん報酬を取られていく過程が描かれる。

そして今日、まとめの部分を翻訳だよ♪
ではではお楽しみあれ。GWの課題が片付いたぞ!
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 これこそが私たちがおかれている状況です。他の家族のリターンを奪おうなんて考えなければ、すべて彼らのものになったはずのリターンが、お手伝い軍団にもっていかれてしまうのです。特に高額なのが、最近、世界的に流行している、お手伝いさんが成功報酬として利益の大半を持っていく費用です。しかし損をした場合には、その損を家族が負い、おまけに多額の固定報酬を取られます。

 今日、この家族が払う摩擦によるコストの合計は、おそらくアメリカの事業利益の全体の20%に達するでしょう。つまり、お手伝いさんの報酬を負担することによって、アメリカ株式の投資家は結局、本来得られるリターンの80%しか手にすることができないのです。

 その昔、アイザック・ニュートンは3つの運動の法則を私たちに残すという、天才的な仕事を成し遂げました。しかし、ニュートンの才能は投資の分野で発揮されることはありませんでした。彼は南海バブルに飲まれ、大損をしました。後にこう語っています。「私は星の動きを計算することはできるが、人々の狂気については無理だ。」もしも、彼ががこの損失によって精神的な打撃を受けていなかったら、おそらく4番目の運動法則を見つけたことでしょう。「投資家全体としてみれば、動きが増加するほど、リターンは減少する。」