投資と品格

投機と投資、デイトレーダーと長期投資家、集中投資と分散投資。
一般的には前者より後者の方が、より知的な行為とされることが多い。
より安全に高いリターンが得られるから、というのがその根拠だが…

証券市場は、誰かが得をしたら、その裏では必ず誰かが損をする場所。
以前も書いたけど、商品市場への投資を通じて得られる利益は、
誰かのお金だけではなく、誰かの命を奪っている可能性だってあるかもしれない。
だから手法はどうであれ、奪いあいであることは同じ。"品"はよくない。

品を捨ててまで得られた利益や繁栄が一時的なものにすぎないことは、
今回の金融危機での、欧米の金融機関の凋落ぶりを見れば明らか。
(少し前の例をあげれば、ホリエモンや村上ファンドもこれに該当する。)
もちろん私たちとは金額の大きさが違うけど、額の問題じゃないんだ。

人としての品格を失えば、遅かれ早かれ富も幸福も失うだろう。

その点、働いて手にする給料は美しい。
誰かが私たちの仕事に納得して支払ってくれたお金が手元に届くのだ。
証券市場とちがい、喜びや満足が経済的な価値を持ち、お金と交換されている。

昨日に引き続き、仕事を離れてみてふと気がついたことをまとめてみた。
しかし気がつくのが遅すぎて、品格なんてとっくに失われているかもしれない。

コメント

  1. ロックオン より:

    >>誰かが得をしたら、その裏では必ず誰かが損をする場所。
    どうなんですかね~。FXなんかに関しては完全なゼロサムですから否定派ですが。
    株式投資は長い目で見ればみんなが得することが出来るんじゃないでしょうか?市場全体のパイが広がれば良いわけですから。
    デイトレはゼロサムだと思いますが、長期投資は違うと思っています。例えば、上場来高値を更新し続けているような会社の場合だと、みんなが含み益状態になりますし。
    納得する仕事をして給料をもらいたいという考えには多いに同感です♪ホリエモンなんかが未だに大金持ちで六本木ヒルズに住んでるのには非常に違和感を感じます。

  2. yamada より:

    山口組と関係して経済ヤクザになってみようか
    なんて思ってます。

  3. まろ@管理人 より:

    長期投資については本来、私もロックオンさんと同意見です。
    でも、自分が長期投資家だからそう信じたいだけかもしれない。水って流れているからキレイなのもので、止まると濁っちゃう。いろいろ視点を変えて考えていった方が、新しいことにも対応できるかな、ってそんな感じです。
    yamadaさんは話の流れがよく分からないですが、経済ヤクザというのは、証券市場でいう裁定取引みたいなことをするのでしょうか? 社会に流動性をもたらし、適正価格に導く、という行為がある種、ヤクザ的と見られることもあるかもしれないけど、実は社会にとって必要かもしれない。ちなみに山口組の幹部って意外と東大卒とかの優秀な人らしいですね。