企業価値評価の価値・2

以前書いた記事は長ったらしく、もっと簡潔に話をまとめられることに気づいた。
企業価値評価は、あくまで「交渉の道具」にすぎない、ってこと。
投資家の交渉相手は、バフェットさんが言うところの"Mr.Market"。
擬人化したところで、私たちの意見なんぞ聞いてくれる相手ではない。
そうすると、やっぱりポール・サミュエルソンのこの言葉に逆戻り。
買手と売手が市場で合意した価格に勝る、正確な本質的価値はおそらくない

でも株式投資において、企業価値評価の手法が役に立たない、ってことではない。
例えばPBR(株価純資産倍率)は、簿価純資産法の逆算のようなもの。
PERもそうだけど、伝統的な株価分析の指標は時価を出発点にしている。
なら企業価値評価の代名詞、DCF法だって時価を出発点に使えばいいじゃない?

アルフレッド・ラパポートとマイケル・モーブッシンの共著
エクスペクテーション投資入門-市場の期待を株価で読み解く」では、
現在の株価がフリーキャッシュフローの何年分?という分析法を提案している。
うまく使えば、市場がその企業に期待する成長率なんかも出せるかも?と研究中。

※モーブッシンと言えば「投資の科学」って本もオススメ。