環境省・21世紀金融行動原則

今週、環境省の報道発表にこんなの出たよ。

昨秋から1年間、国内の主要な金融機関が議論して取りまとめたもの。
国連の責任投資原則(PRI)の日本版、という位置づけだろうか?
より良い未来のための金融機関の行動指針として7つの原則が示された。

  1. 自らが果たすべき責任と役割を認識し、予防的アプローチの視点も踏まえ、それぞれの事業を通じ持続可能な社会の形成に向けた最善の取組みを推進する。
  2. 環境産業に代表される「持続可能な社会の形成に寄与する産業」の発展と競争力の向上に資する金融商品・サービスの開発・提供を通じ、持続可能なグローバル社会の形成に貢献する。
  3. 地域の振興と持続可能性の向上の視点に立ち、中小企業などの環境配慮や市民の環境意識の向上、災害への備えやコミュニティ活動をサポートする。
  4. 持続可能な社会の形成には、多様なステークホルダーが連携することが重要と認識し、かかる取組みに自ら参画するだけでなく主体的な役割を担うよう努める。
  5. 環境関連法規の遵守にとどまらず、省資源・省エネルギー等の環境負荷の軽減に積極的に取り組み、サプライヤーにも働き掛けるように努める。
  6. 社会の持続可能性を高める活動が経営的な課題であると認識するとともに、取組みの情報開示に努める。
  7. 上記の取組みを日常業務において積極的に実践するために、環境や社会の問題に対する自社の役職員の意識向上を図る。

金融機関が上記の原則に基づき、投融資をおこなうことはとても大切。
でも、すこしモヤモヤする。もう少し足下にも目を向けないとダメ。

私が考える、日本の大手金融機関に一番足りないものは、
お客さん(預金者や個人投資家など)を大切にすること
だから。

銀行の支店で1階(ATM)、2階(金融商品販売)、3階以上(大口預金者)、
それぞれの階に訪れるお客をランク付けして、ヒドイこと言ってたりする。
そして証券会社は、手数料が高いファンドをお客に回転売買させたり、
お客さんを損させることばかりしてきたから、日本で投資は嫌われてる。

金融業界には他の業界では当たり前の顧客重視の視点が欠落してる。
だから鎌倉投信のような会社が希有な存在として輝いたりするわけ。
環境や社会など大きなことを語る前に、もっと大切なことがあるはず。

今回の「日本版環境行動金融原則」は世界の動きに合わせたもの。
日本の実情に合わせ、一般市民の目線での金融行動原則も必要だよね。