年金運用にESG投資の足音?

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社会的責任投資(SRI: Socially Responsible Investment)の市場規模は、
日本では公募投信と社会貢献型債券の合わせても1兆円行くかどうか。
でも、アメリカ、ヨーロッパでは、それぞれ何百兆円というレベル…
この大きな差は、年金基金がSRI運用を行っているか否かの差なんだ。

でも、この先変わるかも?と感じる動きが、昨年末にちらほら。

ワーカーズキャピタル責任投資ガイドライン(連合) 関連記事
投資判断に、財務的要素に加えてESGといった非財務的要素を考慮する

GPIFへの運用方針改善案(OECD) 昨日紹介したレポートの4ページ
運用方針は、GPIF が国内経済及び金融安定性に及ぼす影響の可能性を考慮し、環境、社会及びコーポレートガバナンス(ESG)の要素を含むべきである。GPIF は国連の責任投資原則の署名機関になることができよう。

ここで気づいた方もいると思うけど、SRIESG、2つの用語がゴチャゴチャしてる。
私も下記のどっちなのかな?とちょっとモヤモヤしてる。
110108sriesg
個人的には後者(ESGが新名称)であって欲しいと思う。

投資家向けのキャッチコピーとして考えた場合、
「投資に社会的責任」と言われると敷居が高くて、ちょっと身構えちゃう。
※関連記事: SRIのRを変えれば、受け入れやすい?(10/11/21)

「環境(Environmental)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)を考慮する、
ESG投資で世界のお金の流れを変えて、より良い未来をつくろうよ♪」
って表現をした方が、明るいイメージになるんじゃないかな。
※関連記事: 責任投資原則-ESG投資(09/12/20)

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