投資の意志決定にCSRレポート・5

ごく少数の熱狂的なファンがいる(?)、不人気シリーズの5回目。
いろいろあって、株式投資とCSRについて、頭の整理をしてみようと思った。
CSRレポートの何が面白いのか? なんとな~く伝わるといいなぁ。

1. 社長からのメッセージが年次報告書と少し違う

日本企業の年次報告書の社長からのメッセージは超・つまらない。
世界経済の説明から入り、それに対する当社の状況、各事業の業績の話…
どの企業も似たりよったりで、本当に社長が書いているかも微妙。

でも、CSRレポートになると、社長と第三者との対談形式になっていたりして、
日本では、社長本人の声が、なぜかCSRレポートに転がっていたりする。
※本来は欧米企業のように、株主への手紙が年次報告書にあってほしい。

2. 本業とCSR活動とは連動している?一貫性がある?

CSR活動、CSRレポート作成って、みんなやってるから何かしなきゃ、とあわてて
本業との関係が全然分からないぞ?って活動に無駄遣いをしている企業も…。

かつて企業(商人の事業)と社会は一体で、CSRなんて考えは必要なかった。
でも、資本市場の発達で、貨幣(お金)にあらゆる価値判断がゆだねられ、
また、グローバル化により企業が多国籍化するにつれて、
企業と社会の関係が切り離され、対立するもののように語られるようになった。

そして企業と社会とを、もう一度つなごうとしてるのが、CSR活動だと感じてる。
だから、本業と連動した活動をしてなきゃ、やる意味がないの。
また、これだけ環境問題に目が向いている世の中だから、
本業と連動したCSR活動には、新製品・サービスの芽が出てくるんだ。

3. 国際的な枠組みへの参加状況

昨年末のCOP15(第15回気候変動枠組条約締約国会議)が不調に終わり、
この手の問題は、国同士の話し合いじゃ、利害関係が複雑でまとまらないみたい。
経済活動の主体である企業が、自社の持続可能性を目指す中で、
よりよい未来を形成されることを期待するしかないのかな、って感じてる。

だから、グローバル・コンパクトCDPのような、
国際的な枠組みに参加している企業を応援したいな、って思うんだ。
国際情勢の把握は、政治家や外交官だけじゃなくて、もちろん企業にも必要。
この辺の参加状況って、企業の国際感覚のレベルを示すものともいえる。

4. 女性が働きやすい環境が整ってる?(女性管理職の割合等)

“World Economic Forum”(通称;ダボス会議)から、毎年発表される
世界で最も持続可能な100社」から今年、日本企業が激減。→詳細
評価項目に”Leadership diversity “(役員の女性比率)が加わったからみたい。

また、労働人口が減少する日本では、女性の活躍が不可欠。
女性に嫌われるような職場環境の企業は、将来性が感じられないよね。

以上の4点が、私がCSRレポートで主に注目したいところでした。

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