昨日のクローズアップ現代。「日本の森林が買われていく」がテーマだった。
NHKのサイトで動画をちょこっと見れるので、興味のある方はこちらへ。
この番組がきっかけで住友林業のサイトや決算書をしばらく眺めてた。
目にとまった部分を箇条書きでメモ。
- 創業1691年。老舗企業が好き♪
- 林業は植林→育林→伐採のサイクルが大事だから、老舗じゃないとね
- 社有林42,642ha(国土の900分の1)…環境報告書より
- 住友信託銀行とコラボで、CSRローン(金利を1.5~2.4%引き下げ)
- 社有林で排出権取引(オフセット・クレジット)に参入→ニュースリリース
- 事業そのものが環境と密接に関わっているところがおもしろい
- 経営理念に住友精神? ブランド戦略としてはダメだろう
- 木材・建材事業の営業利益率1%未満に絶句…
- 過去数年のPBR推移から判断すると株価は底値圏
日本は「森林伐採=悪」って風潮があって、植林したらそれっきり、みたいな…。
こんな感じ↓で、森林保全の負のスパイラルみたいになってるし。
スギを大量に植林 → 木材の価格が下落 → 林業の収益が成り立たない
→ 伐採されずに放置 → 木が密集して枯れそうになる(間伐が必要)
→ 子孫を残すべく、大量に花粉を飛ばす → 花粉症に悩む
さらにお年寄りの木は、炭素吸収量が少ないから、置いといてもダメなんだよ。
→ 関連記事:森林保全の落とし穴(10/01/29)
日本の林業を見直して、がんばらなきゃいけない時だから、
海外の不動産投資家の関心、中国など新興国の需要、排出権取引など、
うまく波に乗れたらいいのになぁ。。。
※おまけ…社有林の国内保有面積では、王子製紙の19万haが最大みたい。
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