慶應大学でSRIを語ってきちゃった

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慶應大学の日吉キャンパスで、SRIについてインタビューを受けてきた。
テーマとしては「個人投資家と社会的責任投資」みたいな感じだったかな。
お集まりいただいたみなさま、ありがとうございました。楽しかったです♪

受け答えのなかで、一番のポイントになった部分はこれかな。
SRIファンドだからインデックスに負けました、という言い訳はダメ。

話をする前は、社会貢献だから、リターンが多少は失われてもいいのかな?
と考えてた方もいらっしゃったけど、それが成り立つには顧客に対して、
失われたリターンは、こんな風に社会へのリターンに代わってるんですよ、
と説明できないとお金集まらないだろうし、、、でも株式投資だと難しいよね。
だからリターンの上でも納得のいく成績をおさめないといけない。

また、社会貢献型債券が個人投資家に大人気、という現状を踏まえ、
株式投資は社会貢献になじまないかも?という個人的なモヤモヤも話した。
新規上場の株式に投資するなら直接だけど、市場から株式を買うのは?
今のところ、投資とは未来へ一票を投じる行為であり、
社会貢献を意識した投資で、社会をきっと変えられると信じる!
「信じる心」が、唯一のよりどころかもしれない。

「なぜ投資家として社会的責任に目覚めたのか?」
という問いにはうまく答えられなかったかも。
後から、うーん…、と頭をひねると、たぶん何かを徹底的に追求し始めると、
結果だけでなく、徐々に過程へのこだわりも増すというか…
そして投資と幸せとを結ぶには、意志決定の過程に社会的責任が必要?
なんて考え始めた頃、私の師匠、河口真理子さんと偶然出会って、
私のなかで何かが大きく変わった、ってとこじゃないかな。

私でよければ、他大学の方もぜひ声をかけてください。遊びに行きますよん♪

コメント

  1. 武者修行中 より:

    僕の場合は投資でなく投機なので、余計に社会貢献という行為が全くできていないというコンプレックスを抱いてしまいます。
    結局、株券という紙を右から左に受け渡しているだけの過程があまりに実体に欠けるといいますか、逆に社会に対して何も出来ていない自分を感じてしまいます。
    一応、流動性の提供というのはマーケットにおいて本当に大事な要素であるのですが(リーマンショックが売りたいプライスで値がつかなかったことによって、被害が拡大したことなどを踏まえて)、ただこれは世間一般にはあまりにわかりにくい大義名分でなんだかな~という感じです。
    要はわかりやすく「ありがとう」と直接言われるようなことをしたいと思うようになりました。
    ネット化により株の売買が自宅でできるようになったことで、この言葉を聞くことが一切なくなりましたので。
    (ボランティアなど)
    このように社会貢献を積極的にしたいと思ったのは本当にまろさんのおかげなのですが、もしかしたらまろさんも初期の頃から比べて、徐々に意志決定の過程・結果が自分の目に見える形へ移行されているのかもしれないと、今回の記事を読んでいて思いました。

  2. まろ@管理人 より:

    武者修行中さんは、日本市場で回っているお金を外国人投資家に取られないよう戦っている、という観点で見れば、日本に貢献していると私は思います。
    祖父母や父母が、戦後の経済成長でコツコツ積み上げてくれた資産を、私たちの世代がどのように次の世代に引き継ぐかを考えたとき、がんばってる個人投資家の役割も大きいと思うんですよ。
    たしかに何をしていても「ありがとう」って言ってもらうのは難しいですよね。とりあえず、自分から「ありがとう」って言ってみるよう心がけたりしています。ちょこっと照れくさいけど。
    http://stojkovic.blog20.fc2.com/blog-entry-1718.html
    そのうち自分に返ってくるかもしれないし(笑)