頭の中を飛び交う疑問や考え。その答えの1つ。

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先月考えたこの辺の話が絡まりあって、
資本主義と道徳(08/11/03)
未来に必要な会社や事業をゆっくり考えよう(08/11/20)
インデックス運用の未来に不安2(08/11/30)
チャリンと次の投資先が決定。
今後極端に株価が上昇しない限り、自分へのクリスマスプレゼントになる予定。

 Johnson & Johnson

今回は特に財務諸表にこだわりはなく、投資の根拠はこれだけ。
 Our Credo (我が信条) … 英語版 日本語版
私たちの責任は、顧客、従業員、地域社会、そして最後に株主と宣言している。

1935年に3代目社長ロバート・ジョンソンが発表した"Try Reality"
過去数年間の苦しみの中で、人々は本物の経済的貢献と社会的価値を生み出す企業のみが成功する権利を持つということを知り、それを確信してしまった。恒常的な成功は、より高尚な企業哲学を遵守していくことによってのみ可能になる。顧客への奉仕が一番に、社員とマネジメントに対する奉仕が次に、株主が最後にくるという事を認識し、社会に対する包括的な責任を受け入れそれを全うすることが、企業のより高度な利益の追求方法なのだ。」(ジョンソン・エンド・ジョンソン100年史より)
ってメッセージがこの経営理念の原点らしい。

「過去数年来の苦しみの」は世界大恐慌のことだから、なんとなく親近感も湧く。
株主重視を唱えすぎておかしくなったアメリカにこんな会社も残っている安心感。
アメリカの上場企業が今後激変すると考える私は、インデックスよりも、
まっとうな経営理念に投資する、ってな方面を楽しんでみようと思う。

関連記事
経営哲学の徹底~ウィリアム・ウェルドンJ&J・CEO(日経ビジネス)
ジョンソン社にみる企業価値の最大化(Blog:株式十八番!)

コメント

  1. ぐっち より:

    こんばんは。
    Johnson社のOur Credoは私も気に入っていてかつて記事にしたことがあります。
    http://stockkabusiki.blog90.fc2.com/blog-entry-140.html
    何か、いい意味での日本的経営の雰囲気が醸しだされているようで、日本企業のトップももう一度原点に戻ってこれを読んでみて欲しいなと思います。

  2. ジョンソン&ジョンソンですか。
    この会社の企業理念は素晴らしいですね。
    正しい経営で何十年も業績を伸ばし続けているというのは本当に尊敬に値します。