本屋の残しかた・2 日米の書店環境の違い

年初にアメリカ発の情報をもとに、「本屋の残しかた」なんて記事を書いた。
先日聞いた、丸善CHI・HDの小城武彦社長の講演内容をもとに、
日本の本屋について、もう少し考えてみる。

日本とアメリカの書店環境の比較表が、一番印象深かった。

日本 アメリカ
リアル書店数 15,500店 9,700店
1店あたり
 カバー面積
24k㎡ 1,000K㎡
1店あたり
 カバー人口
8,200人 32,000人

  • アメリカは日本の25倍の面積だけど、書店数は日本の方が多い。
  • 23区は600k㎡だから、アメリカは23区の広さに1つも本屋がない。

アメリカ人にとって、本屋とはわざわざ車で、出かけて行く場所なのだ。
だから、リアル書店からインターネット書店への流れは必然といえる。
でも、日本は…、日本人は、やっぱり本屋が好きなんじゃないかな。
以下は私の読書観が混ざっちゃうけど…

本は手当たり次第に読んで、☆をつけるだけじゃダメだよ。
Amazonの統計データ集めに協力しているだけじゃ、味気ないじゃない。
過去に読んだ本の記憶と、最近読んだ本の内容を、
自分なりにリンクさせて、編集を加えていかないと、その読書はたぶんムダ。
とっても感銘を受けた本を中心に、その関連本を読んでいくのがベスト。

だから、本屋の本棚も「岩波文庫の棚」とか出版社ごと並べるのはやめて、
まずKEYとなる本を決めて、そのまわりに関連本を並べるといいと思う。
そうすると、お客さんも一度に2,3冊の本を同時に購入してくれるだろうから。

管理のための本棚ではなく、お客さんが楽しめる本棚を心がければ、
リアル書店は大小に関わらず、これからも生き残っていけるはずだよ。
松丸本舗みたいな本のテーマパークを目指せ!、って結論は前回と同じか。