シェイクスピアの世界観

慶應大学理工学部・小菅隼人教授の講演で、へぇーと思ったこといろいろ。

シェイクスピアの生没年は1564~1616年。
1543年にコペルニクスが「天体の回転について」で地動説を発表。
新しい科学は若干怪しい目で見られていて、中世の世界観も残っている時代。

「ロミオとジュリエット」の"A pair of star-cross’d lovers take their life"
今の感覚からすると、星と運命をかけ合わせる、って素敵な文学表現に思えるが、
当時は人も自然もすべてが関連して動いていると本気で思われていた。

また「ハムレット」の "What a piece of work is a man!"
宗教からの人間の解放を表したルネサンスを代表する言葉とされるが、
他の作品を読み解くと、シェイクスピア自身はそう考えていないことが分かる。
人間の序列が崩れると、社会も自然も崩れるという考え方が随所に見られ、
「Mutability(有為転変)は悪」と中世的な考えが作品に現れている。

※おまけ…天王星の衛星の名前は、シェイクスピアの作品の登場人物がたくさん