老舗の理念を追いかけて・6

この記事は約2分で読めます。

小津産業(1653年創業・東証2部上場)
理念: 温故知新
元は紙問屋。今は精密機器メーカー向け不織布事業(国内シェア約8割)。
そして今話題?の植物工場にも参入。業態転換の連続で生き残る。
※参考…植物工場の普及・拡大に向けて(農林水産省)

浅香工業(1661年創業・大証2部上場)
理念: 良品声なくして人を呼ぶ
日本初の国産スコップ製作以来、スコップを主力商品に掲げて100年超。
「我が社の看板商品はあくまでショベル。国産・高品質にこだわり、廉価製品を駆逐する。高品質は人種や思想を問わず最大の武器になる」
by 嶌田長秋社長/日経新聞朝刊2009年3月25日より


そういえば社長の名前を襲名してる会社が老舗に多いような?
○代目△兵衛みたいな。
歌舞伎や落語、相撲でも襲名制度があり、なぜ?と首をひねっていたところ、
岩井克人会社はこれからどうなるのかにこんな記述。

「日本の家制度の基本は長子相続ですが、天皇家は別にして、血の継承は必ずしも重視しません。重要なのは、家の名前の継続です。血の継承よりも名前の継承を重視するという点で、日本の家制度は、全世界的に見ても、かなり特殊なあり方をしているといってよいでしょう。」

創業者の息子がダメで、2代目で会社がつぶれる、なんてよく聞くけど、
息子がダメなら、優秀な人を養子にして襲名させるのもアリの世界?
詳しく調べてないけど、襲名制のある老舗は、血縁にこだわってないのかも?

コメント