老舗の理念を追いかけて・2

CSRの授業で、
 経営の質・企業価値 = ビジネス戦略 × 経営理念(CSR)
なんて式が示されて、なるほろ!と思った。
決算書からスタートする企業価値評価は「ビジネス戦略」のみに焦点を当てている。
でもホントは経営理念って数値化できないものが混ざっているからモヤモヤする?


松井建設(1586年創業・東証一部上場で最古)
前田利長(利家の子)の命を受け、越中守山城の普請工事に参画したのがはじまり。
関東大震災の時、当時の社長が「帝都復興こそ建設業者の使命」と関東進出。
理念:人々の心を豊かにする新しい文化の創造

ユアサ商事(1666年創業・東証一部上場)
理念:「地球環境との調和を基軸として、世界のいかなる国、地域においても双利共生の関係を重視し、企業活動を通じて、より人間らしい豊かな社会づくりに貢献します。」

湯浅家が江戸中期に定めた「当主の掟」
「家業に励み、ふらちなことをしたら若くして隠居させられても不服は言わない」
石田梅岩の影響だろうか?「都鄙問答」にはこのような一節がある。
「主人たる者我儘の働きをなすか、又は身持放埒なることあらば、手代中申し合はせいかやうにも異見致し改めさせ申す可く候。万一改めずして家相続の妨げにも成り候筋に候はば、是先祖へ対し大不孝行者なれば惣手代中相談の上、隠居を致せ、あてがひ世帯に致す可き事。」(簡単に言うと、社長がダメ人間だったら、社員が団結して追い出していいってこと。)
近年、創業家=社長にこだわらず、2000年以降は湯浅家からトップは出ていない。

中庄(1783年創業・日本橋)
1870年に定めた家訓「永代日用記録」に「後継者は養子に限る」と定める。
…裕福に育った実子に経営を継がせることはできないってこと?厳しい。。。

福田金属箔粉工業(1700年創業・京都)
90年代後半に上場を検討するが、顧客第一の経営理念に矛盾が生じる、と見送り。
祖父、父と代々に渡って働く社員が約100人いる。(総従業員数525人)

竹中工務店(1610年創業) ☆CSRレポートあり
織田信長の普請奉行だった竹中藤兵衛正高が創業者。
理念:最良の作品を世に遺し、社会に貢献する

>>>つづく