イギリスの国民投票でEU離脱派が勝ったことで、金融市場は大混乱。
そこでリーマン・ブラザーズが破綻した頃よく紹介した指数をもう一度。
VIX(Volatility Index) ※Wikipedia(意味) YahooFinance(チャート)
市場が予測する今後30日間のS&P500のボラティリティを表す指数。
といわれても、なんのこっちゃ?だろうから、私の嫌いな確率の話をすると…
先週末のVIX終値は25.76。
これをルート12で割って、25.76÷√12=7.43%。
今後30日間に、70%くらいの確率(S.D.±1)で、S&P500が7.43%上下、
14.87%(=7.43%×2)を超えるの変動が起きる確率は5%くらい(S.D.±2)。
なんてことを表す指標なんだ。
投資家がこの先もっと株価が下がるんじゃないか?とビビると、
VIXが上昇するから、別名「恐怖指数」とも言われている。
たしかに歴史を振り返ると、
- 1998年8月 ロシア通貨危機・LTCM破綻
- 2001年9,10月 アメリカ同時多発テロ
- 2002年7~9月 エンロンに続きワールドコムも破綻し会計不信
- 2008年10月 リーマン・ブラザーズ破綻
といった時期にVIXが上昇している。
参考までに1996年以降のVIXとS&P500の推移をグラフ化しておくね。
私は2000年の春から投資をはじめたのだけど、
経験上VIXが高値の時が、株式投資に適した時期だと感じてる。
リーマン・ショックから1ヶ月後にブログにメモしたときは、
VIXは79.13だったことから考えると、週明け以降に期待ってとこかな。
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