金価格の上昇は波乱を予見していた?

この記事は約1分で読めます。

細かい理由はともかく、走り始めるとスコーンと行ってしまうのが最近の傾向。
今日のところは、ドバイショックと名付けられている模様。
今になって思うと、春以降、株式と金が同時に上昇するなんて少し奇妙な話。
モハメド・エラリアンが言うところの「ノイズ」だったのかな、とも思う。

せっかくなので、エラリアンの「市場の変相」を少し振り返っておくと、
サブプライムローン問題勃発のシグナル(多くの人がノイズとして無視)は、
・アメリカで短期金利が継続的に上昇する中、長期金利が低下傾向(2005年初め~)
・その一方で市場のボラティリティと不確実性を示す指標は過去最高を更新中
だった。そしてこうしたノイズの解明に役立つ構造的な要因は、
1.経済力や影響力の点で国際的な力関係が変わった
2.一部の国が膨大な金融資産を積み上げた
3.新型金融商品が普及した結果、住宅市場をはじめ多くの市場へ投資家が容易に参入できるようになった。

とりあえず、「ドバイ、ヤバ~イ」と寒いギャグを飛ばしている場合ではない?

コメント