お花見をしよう

岡倉天心茶の本」花の章にこんな一節がある。

In Joy or sadness, flowers are our constant friends. We eat, drink, sing, dance, and flirt with them. We wed and christen with flowers. We dare not die without them.

私たちは花とともに生きている。花がなければ死ぬことさえままらない。

今を生きる私たちは、ここまで深く花を意識してはいない。
でもなぜか、桜にだけは、何か特別な感情を抱いてしまう。

出会いと別れの季節に咲く花だから、思い出を重ねてしまうのか。
風に舞う花びらを見つめ、桜のように潔く散りたい、と願うからなのか。
満開の時期はわずかで、あっという間に散りゆく桜に、世の無常を見るからか。

なぜ桜だけが、こんなにも愛おしいのか分からない。
ただ、花を愛でる心を、心の余裕を失わないようにしたい。

お花見をしよう。
自粛するのはお酒だけでいい。