牧野武文「ゲームの父・横井軍平伝」

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ニンテンドー3DSが来年2月に25,000円で発売とのこと。→任天堂HPへ
今話題の3Dと結構なお値段…、枯れた技術の水平思考から離れたような?
今後を占う上で、この本の副題の通り「任天堂のDNAを創造した男」
横井軍平氏の活躍を振り返ってみようかな、と読んでみた。

最先端技術を追いかけるのではなく、使い古されて、価格も安くなっているちょっと古い技術を、一歩引いたところから水平思考してみる。すると、別の使い道が見えてくる。それは世界にひとつしかない商品になるだろう。安く作れて、競争もない。任天堂の成功はまさしく『枯れた技術の水平思考』を踏まえたものだし、今後、日本が熾烈なグローバル経済で生き残っている鍵は、ここにある。」(P6)

横井氏がたずさわった、様々な任天堂の製品の成り立ちを読んでいると、
高性能・高品質を追い求めるのは、単なるアイデア不足にすぎないんだなと。

アメリカかぶれが大好きな、ブルーオーシャンやイノベーションのジレンマなど、
名前だけがカッコよくて、中身がモジャモジャの本を読むよりも、
この本を読んだ方が、得られるもの、感じるものがたくさんあるはずだよ。

ゲームの父・横井軍平伝  任天堂のDNAを創造した男 ゲームの父・横井軍平伝 任天堂のDNAを創造した男
(2010/06/11)
牧野武文
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コメント

  1. あつまろ より:

    まろさん、こんにちは。
    非常にいい話ですね。
    「枯れた技術の水平思考」
    「高性能・高品質を追い求めるのは、単なるアイデア不足」
    すごく勉強になります。
    新技術に頼るのは安易な気がしてきます。
    考えに考え抜かないと「枯れた技術の水平思考」にはならないですね。
    これは全てに当てはまることでしょう。
    わたしは考えることができているのか、コピペ思考になっていないか、いろいろ考えさせられるお話です。