名著「ビジョナリー・カンパニー」熟読メモ5

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ビジョナリー・カンパニー特集その5。
7章の表題は「生え抜きの経営陣
優秀な経営陣の継続性が保たれていることにより、
基本理念が維持
される。
やはりこの点で世界最強なのはGE(ゼネラル・エレクトリック)。
近年の名経営者としてジャック・ウェルチが有名だが、
この会社1915年以降、ROEの平均が25%を下回ったことがない。
一世紀にわたり優秀な経営者を輩出し、その全員が生え抜き!!
これこそがGEがビジョナリー・カンパニーたるゆえんなのだろう。

生え抜きではなく、社外の人間がCEO(最高経営責任者)になり、
失敗した会社と言えば、HP(ヒューレット・パッカード)だろうか。
この本が出版された10数年前は、ビジョナリー・カンパニーとして、
挙げられているが。。。
1999年、ルーセント・テクノロジーズからフィオリーナ氏を招聘。
アメリカ最強の女性経営者として注目を集めたが…
強権を振るった事で、有能な人材が社外に流出してしまったと言われている。
今年2月の解任時には、HPは社会から尊敬を集める会社から、
プリンター事業以外は全部失敗!の会社になっていた。

また、会社の状況は酷くはなっていないとはいえ、
マイケル・アイスナー氏を社外から迎えた、ウォルト・ディズニー
業績が悪くなると、株主総会で巨額の報酬を手にしているアイスナー氏を巡って、
なんだかゴタゴタやってるな~、というイメージがある。
こういうのって、夢を売るディズニーで起こしちゃいかんのでは??

外部から経営者を招いて、うまくいったと言えるのは、
IBMルイス・ガースナー氏くらいなのかな??
日本で注目すべきは、やはり日産だよね。

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