日本の国全体の貸借対照表が見られるのは知ってるかな。
ありかは内閣府の国民経済計算確報のストック編・総合勘定。
資産から負債を引いたものを「国富」なんて表現をしている。
2009年末で日本の国富は2,712兆円なんだって。
金額大きすぎてピンとこないから、グラフにして推移を見てみようか。
「資産に対する国富の割合」は、企業会計の「株主資本比率」にあたるもの。
リーマン破綻前の好況時に少し回復したけど、基本的に右肩下がり。
今春、地震が起きて、復興の財源どうするの?って事態になり、
さらには近い将来、首都圏でも大地震…なんて話もあったりで。
平和な時期にお金の使い方を間違えてしまったんだなぁ。。。
国の借金の増え方(※財務省発表)は、まるで戦争をしていたみたいだし。
ただ自殺者数(※警察庁発表)を見ると、実は内戦状態だったりする?
具体的にどこでお金の使い方を失敗したかというと、1つには社会保障。
税金・社会保障の国民負担率の国際比較(※財務省発表)
(スペースの都合で小さくて見にくいから、画像クリックで拡大して見てね。)
これまで私たち国民が国に要求してきたことといえば、
- アメリカの方が日本より税金が安いじゃないか!
- 社会保障(年金・健康保険)はヨーロッパ並みにしてくれ!
なんて両方追いかけるのは絶対に無理な話。こりゃ借金も増えて当然。
今回の震災を機会に、いい加減、頭を切り替えなさい、ってこと。
復興のために年金財源を利用、なんて話も出ていることだし、
そろそろ年金制度を終わらせる方向で動き始めるんじゃないかな。
それに合わせて、私たち1人1人もどう生きるべきかを考えないと。
まずは年金制度は終わる前提で、もらえたらラッキー程度の感覚に。
先月「いくらあれば十分か?」って題の記事のなかでも書いたけど、
だからこそ「無理なく続けられる収入をどう確保していくか?」が大事。
最近は猫も杓子も英語、英語と唱えるけど、それって本当に大切なこと?
国際展開する大企業に、一生ぶらさがってお金を得られるものでもない。
会社名や肩書きを外されて、世界に放り出されたら、ただの人。
母国語が英語の人間なんて星の数ほどいるのだから。
みんなそれぞれ必要なものは違うはずだよ。
ここ1週間、休みの多いカレンダーだから、ゆっくり考えてみてはいかが?
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