歴史・文化から見る日本のリスク感覚

今日の日経朝刊に、失敗学の東大名誉教授の畑村洋太郎氏が
見たくないものは見ない。考えたくないことは考えない。米国は考えようと努力する国。日本は考えないままにしておく国。
というコメントを寄せていた。
そう怒られても、それが日本って国の特徴だから…

日本は、台風や地震など、どうにもならない自然災害が多く、
リスクを切り離すのではなく、リスク(自然)と同化・共生することを選択。
また、自然のあちこちに神を宿すのが特徴で、災害も神の行為の一部。
神さまのやることだから、と将来に備えようという意識が希薄なのかも。

実際に災害が起きれば、せつないね、はかないね、と受け入れてしまう。
そして、「もののあはれ」や「無常観」といった感覚に支えられ、
和歌に悲しみを詠んでみたり、お茶をたてて心を落ち着けようとする。
きっと、将来の備えより不幸が起きた後の心の整え方が重視されたんだ。

その一方、西洋ではギリシア哲学以降、神・自然・人と切り分けて考えた。
だから、神・自然・人が、あいまいに絡まっている日本とは違い、
きちんとリスクを整理し、切り離してコントロールできると考えている。
歴史、宗教、文化…、あらゆる面で日本と違うから単純比較はできない。

歴史的・文化的な背景を含め、日本がどんな国か、よーく考えれば…。
安易かもしれないけど、将来のリスク管理はアメリカにお願いする。
それぐらい割り切っちゃった方が、スッキリまとまるような気もする。

>>>その2 時の捉え方から見る日本のリスク感覚

コメント

  1. タグチ より:

    「投資の話は、その人の人生経験や、美学・美意識が色濃く反映されるから、
    共感が得られることは少なく」、モヤモヤして、ご飯がマズくなるだけなんだ。
    「」のこと解る気がします。ただ、そこに共感できる友人が入れは投資を通して人生がより豊かになると思いませんか?
    バフェットの心が満たされているのは、投資=仕事が楽しく、且つ引退のない仕事(投資)&投資哲学を共感し高めあえる友人に恵まれ、且つ家族関係も良好だからかも。
    リンクにコツコツ所沢#4がありますが、出席なさるのですか?
    まろさんに非常に興味があります。

  2. まろ@管理人 より:

    所沢は往復3時間かかってしまうので遠い。。。
    でも、m@さんにいつかお会いしたいと思い、リンク集のRSSに登録してあるのです。投資と社会貢献を繋ごうと模索している、数少ないブロガーさんなので。
    私は、一緒にのんびりご飯を食べて、とりとめのない話をしながら、おいしいね♪ってニッコリできる。そんな共感に一番の幸せを感じる人なので、お金の話が混ざるとダメなのかな…
    でもそれとは別に、私のブログを読んでくれてる方とご飯を食べる会、みたいなのもできたらいいな、と思ってはいるのですが…。そろそろできるかな。。。

  3. タグチ より:

    こんにちは。
    返信有難う御座います。返信があるとは思っていなかったのでとても嬉いです。
    ところで、m@さんって、新所沢ブログと新所コツコツ主催者の方ですよね?
    とても良い方ですね。(実はコツコツ新所は、皆勤です)
    私に無いものを持っています。
    幸せな家族があり、仕事も良好、投資もそこそこ楽しんでるそうです。幸せなお金の使い方と難しい課題にも取り組んでいますね。(邱永漢さんもいってますよね)
    私は、1977年生まれで まろさんともm@とも年が近いです。いつか会える機会があればいいですね。
    対人関係が苦手なのは似ているかもしれません。

  4. まろ@管理人 より:

    コツコツに皆勤の方は「対人関係が苦手」なうちに入らないですよ。私なんて人がたくさんいる場所はもちろん、話すこと自体が苦手ですから。だから、自信を持っていいと思います。私ごときが励ましても意味ないかもしれませんが(笑)