金本位制の名残り? 金を大切にする欧米中央銀行

通貨の歴史を学んでいくうちに、世界の中央銀行の金準備比率と出会った。
 三菱マテリアル「金投資の基本 投資目安とリスク
なんじゃこりゃ?
1971年のニクソン・ショックを機に金本位制はなくなったけど…。
何やら各国の中央銀行は未だに準備資産として扱ってるようだ。
もしかして金本位からドル本位に完全移行したと思ってたの日本だけ??

ヨーロッパ各国の中央銀行は、こんな協定結んでいたりする。

ワシントン協定(1999年9月)
・金は国際金融において準備資産として重要な要素であることを確認
・すぐに予定しているものを除き、売り手として市場に参加しない
・今後5年間にわたり、年間の金の売却量は400トン未満、合計2,000トン以内
・参加国
  ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、アイルランド、ベルギー
  オランダ、ルクセンブルク、フィンランド、オーストリア、イギリス、
  スイス、スウェーデン、ヨーロッパ中央銀行(ECB)
[補足;2004年9月26日までの2,000tの売却結果]
 スイス1,170t、イギリス345t、オランダ235t、ポルトガル235t、
 オーストリア90t、ドイツ35t

第2次ワシントン協定(2004年3月)
・保有金の売却量を定めた「ワシントン協定」を2004年9月から5年間延長
・今後5年間にわたり、年間の金の売却量は500トン未満、合計2500トン以内
・参加国のうちイギリスが抜け、ギリシャが加わる
[補足;2007年9月までの売却状況]
 ECB164t、オーストリア31t、フランス309t、ドイツ10t、オランダ136t、スペイン214t
 スウェーデン30t、スイス178t、ポルトガル65t

ついでにECB(ヨーロッパ中央銀行)は、
ユーロ発行の裏づけとして準備資産の15%は金で保有するって決めてるらしい。

金は利息も配当も生まないから、
どうせなら金の鉱山持ってる会社に投資した方がいい、
って思っていたけれど、何やらそう簡単な話ではなさそうだ。。。

☆参考文献   倉都康行「金融史がわかれば世界がわかる」
  ワールドゴールドカウンシル「FPのためのゴールド・ガイドブック」